8月5日 (火) 急激な発展の陰
3年ほど前から取材していたが、中国では都市化問題の裏で過疎地の見殺しが起きている。 最近やっと報道ステーションなどで言い出した。
日本人の知人が、中国で牛を育てる作業を指導していたころに聞いていた話しだが、「中国には水がマズくていい牛が育たない」ということだった。 僕の「そんなことない、地方へ行けばいい水はあるだろう?」という問いに対して知人は「今、上海や北京で急に水の確保が必要になったとかで、ダムの水や水田の水まで使用をストップされてるそうで」という応えだった。 水が無ければ米も家畜も育たないのに、中国政府が待ったをかけたというのだ。
よって田舎では、自分たちの食い扶持も儘にならないほど。 それよりも「都会化、発展」を政府は望んだのだ。 完全な「見殺し」である。
そんなにまでしてオリンピックの成功が必要なことか? 日本のオリンピック誘致も似たようなもので、東京とはそういう行政区なのかも知れない。
もっとも、アフリカやアフガニスタン、北朝鮮やミャンマーほどでは無いにしろ。
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8月7日 (木) なぜ日本には小型旅客飛行機が少ないの?
アメリカの映画を見ていると、しょっちゅう小型飛行機で移動するシーンが出てくる。 地方の空港や滑走路がないところへは水上離着機なんかで行くのもある。 初めて見たときも「あれは便利だな」とも思った。
他国の数倍も費用を掛けて空港を作る日本。 (米軍の滑走路まで作ってやっている)
狭い日本の航空会社ほど国内便は小型機が良く、地方へ行くのも便利ではないのか?
あのプロペラが前後に付いた大型のヘリコプターなんかに乗ってみたいよ。 伊丹から神戸へ、神戸から関空へ、関空から伊丹へって具合にね(笑)
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8月8日 (金) 神戸紀行
以前僕のWebページで 「京の着倒れ」「浪速の食い倒れ」「神戸の履き倒れ」というのを載せたら 「履き倒れは江戸ではないのか?」という指示を頂いたので、少し補足をしておこう。
その昔、「江戸の八百八町」に対して「浪速の八百八橋」という言葉が出来たのが元々のルーツで、それに準じた訳なのか「八百八寺」「八百八坂」という言葉が生まれた。
続いて、着倒れ、くいだおれと関西からの発信に対し、江戸では「履き倒れ」というくらい履き物に金をかけるという言葉が出来た。
当時から江戸は人口100万を越える大都市であったから、草履が多く売れたのだろう。 それは、現在でも同じで何をとっても一番多く利用されるのは当然のことだと思う。
神戸は市が出来て、まだ100数十年しか経っていないので、京都、大阪、神戸の三都市を対象に、八百八坂も履き倒れも、いわば江戸から「真似た」のであるが、 神戸は海港当時から、海外の貨物船が様々な舶来品を積んでやって来ることでメリケン波止場など、一躍「ハイカラな街」として有名になった。
江戸の履き倒れは和式の「草履」のことであり、神戸は洋式のシューズで「靴」を示しての「履き倒れ」ということになったのである。
それが元で、神戸は全国の人が履く靴の製造が日本一多いのである。 (でも現在はやっぱ中国産が多いのかな)
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8月12日 (火) しばくぞ!
以前、僕が勤務する営業所の前に車を駐車していたら、猛烈な音でクラクションが鳴り続けた。 その音が近所迷惑になるので「もしや」と思い外へ出たら、案の定僕の車に対してクラクションを鳴らしている。 営業所前は6m以上ある道路で一方通行だし、少し歩道に乗り上げて停めてたから充分に通れたはず。 しかしそのときは、前の定食屋の店員の女の子が、僕の車の反対側に駐車して、そこだけ道が狭くなる停め方をしてしまっていたのだ。
もちろんその子がわざわざ僕の横に停めたのだから、先に出てきて自分の車を動かそうとしていたが、「ビィー!」とクラクションを鳴らす男の形相が恐すぎたせいか車に近づけず、離れたところで立ち止まっていた。
道路は3mくらい空いてるので通れるはずだが、その車は車幅2mの「ハマー」だった。 (なんてついてない!)と思いながら僕が「すんませーん」と言って手を上げ、車をどけようとするのに、その男は更にクラクションを鳴らし続けた。 (状況が分からず僕に対しての怒りだったのだろう)
でもあんまりウルサいから、取りあえず鳴らすのを辞めて貰おうと、運転席の男に近づいた。 体格の良いその男は窓を下げ、顔を突き出し僕を見据えてこう言った 「こんな狭いところに駐車違反したらアカンやねぇーか!ボケぇ!」 もちろん原因は僕にもあるのだから(鳴らしすぎと思ったが)平謝りでさっさと車をどけようとしたその時、さらに男が言った 「殴ったろかぁ!」 僕はとっさに(ヤバいなぁ)と思ったので「ちょっと待って下さい、今メガネと腕時計外すから」と殴られた時のことを考えて言った。 (レンズを新調したばかりのメガネとお気に入りの腕時計を壊されてはたまらないと思ったからだ)
すると男は、「このボケぇ!」と怒鳴って車を走らせ去って行った。 (なんや、やっぱり通れるやん)と僕は何も無かったことにホッとして車を移動させたのだ。
それはそうと、最近はバイクやトラックが多くなり、指示機も出さず車線変更する者が増えた。
世の中が混沌としているせいか、事故や犯罪につながりそうな行為が目立つようになって、警察官の数が少ないのもあって検挙されないだけで、実際は違反が横行しているのが現実。 都会の道路はとても危険なところになってしまった。 ガソリン代が上がって少しは車が減ったものの、運転技術がいまいちなドライバーの数は年々増えている。
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8月13日 (水) 神戸市が黒字ぃ?
9年連続の財政黒字と神戸市が発表したらしいが、んなわけない。 信じられん!
どうせ債権発行と職員関係者等が不実の収支報告書を上げてるのだと思う。
そんなに黒字なら市税を下げろ! と言いたい。
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8月14日 (木) フェンシングといえば
今回の北京オリンピックで日本人初となるフェンシングのフルーレ男子個人で「太田雄貴」選手が銀メダルを見事獲得した。 フェンシングはフルーレ、エペ、サーブルの3種目(女子はフルーレのみ)があり、それぞれ突く部分や切る行為を含めるものがある。
日本におけるフェンシングといえば、以前にこんなことがあった。
1985年はプロ野球が阪神タイガースの日本一に沸いた年だったが、同年に神戸で出場条件28歳以下のユニバーシアード(国際学生スポーツ大会、オリンピックと同じく夏季、冬季2年毎)が開催された。
当時のフェンシングは日本でメジャーな競技ではなかった故、競技用で最新式の器具を全て買い揃えるのに関係者総動員で、てんやわんやの大騒ぎになった。
「殆どが我々関係者の自費で賄い、競技審判や大会役員、広報の兼任などで、皆が本業の仕事どころではなかった」と、当時の大会役員で神戸のYMCAでフェンシングの指導をしていた白石和夫氏が苦笑ながら語っていたのを思い出す。
そんな甲斐あってかどうかは定かでないが、今回の銀メダル獲得で当時の役員たちの苦労が報われ、国内の普及にまで漕ぎ着けるような結果になれば、大変結構な話なのだが。
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8月20日 (水) 一億総カメラマン時代
大型の家電ショップへ行くとテレビがズラリと並んでいるが、そのスペースはかなり大きい。
同じく「液晶モニター」を展示している点で考えれば、カメラと携帯のコーナーはテレビと比べて台数が圧倒的に多い。 種類や性能も少しずつ違う。
デジカメとカメラ付き携帯の種類は一体どのくらいまで増え続けるのか?。
しかも各都道府県の電化の街へ行くと、中古デジタルカメラがワゴンに山積みされ、数百円で売られているくらいだ。
レンズのブランド名と画素数だけで本質的な「写り」はそっちのけで売られるのも困ったものだ。 (写真は「写し」と「写り」が重要なポイントなのだ)
北京オリンピックの入場行進を見ていても、デジカメや小型ビデオを片手に持つ選手たちが、前回のアテネ大会よりも数段増えている。
スタンドの観客からもカメラ、選手たちもカメラと、テレビに顔が映っている数の半分くらいカメラが映っている。
少なくとも僕の高校写真部時代は、カメラと言えば高価であった。 (一部使い捨てやバカチョンといったものもあったが)
何よりもフィルムと焼き付けの現像代が結構かかったものだ。
現在の日本は「写る」という点で考えれば、人口より多くのカメラを保有していることになる。
しかし、「自分撮り」といって自分で自分だけを撮っては消し、消しては撮り、という「気に入った分だけ残す」といのは、今も昔も同じようだ。
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8月21日 (木) なんとまぁ!
東京に住む知人が「三茶の月」といって画像を送ってくれたのだが 「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」と故鈴木ヒロミツのCMでも語ってたように、そのとき神戸から見た月もやっぱり同じようだった。 (時差がないし、天候さえ晴れなら見える月面は同じだろう)
と思っていたら、なんとなんと天文学上は神戸と東京ほど離れているなら、月や星も若干の見え方に違いがあるという。
その証拠に、関東と関西では日の出日の入りの時刻も違うし、潮の干満も時差がちゃんとあるそうだ。
北海道の知床と、沖縄の西表島では、本当に「時差」が生じるそうだ。?
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8月23日 (土) オリンピックが語る
先進国の「たてまえ」が現実化へ!
「世界中が平和に」と今の日本政府は公言する。 世界中から自由を求めて集い、建国200年で世界トップの大国になったアメリカも、南北戦争や有色人種差別、奴隷制度問題を乗り越えて「世界中を自由と平和の国へ導く」と唱えている。 (数年前までは戦争で殺し合いをしていたし、今でも意に反するものは「許さない」といった姿勢ではあるが)
今回の北京オリンピックは、過去最高の参加国数で、メダルを獲得した国の数も今回が最高の100カ国近くになりそうだ。
メダルの数も世界各地へ行き渡り出したように、優雅な暮らしを経済大国が独占する時代を終わらせなければいけないと思う。
財を成した者同士が「優越」に金銭を利用するのではなく、最も貧困な層へ流用することを「当然」とした理念を持つ人間を増やさなければいけないのだ。
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2008/8 |
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