8月12日 (火)  しばくぞ!

以前、僕が勤務する営業所の前に車を駐車していたら、猛烈な音でクラクションが鳴り続けた。
その音が近所迷惑になるので「もしや」と思い外へ出たら、案の定僕の車に対してクラクションを鳴らしている。
営業所前は6m以上ある道路で一方通行だし、少し歩道に乗り上げて停めてたから充分に通れたはず。
しかしそのときは、前の定食屋の店員の女の子が、僕の車の反対側に駐車して、そこだけ道が狭くなる停め方をしてしまっていたのだ。

もちろんその子がわざわざ僕の横に停めたのだから、先に出てきて自分の車を動かそうとしていたが、「ビィー!」とクラクションを鳴らす男の形相が恐すぎたせいか車に近づけず、離れたところで立ち止まっていた。

道路は3mくらい空いてるので通れるはずだが、その車は車幅2mの「ハマー」だった。
(なんてついてない!)と思いながら僕が「すんませーん」と言って手を上げ、車をどけようとするのに、その男は更にクラクションを鳴らし続けた。
(状況が分からず僕に対しての怒りだったのだろう)

でもあんまりウルサいから、取りあえず鳴らすのを辞めて貰おうと、運転席の男に近づいた。
体格の良いその男は窓を下げ、顔を突き出し僕を見据えてこう言った
「こんな狭いところに駐車違反したらアカンやねぇーか!ボケぇ!」
もちろん原因は僕にもあるのだから(鳴らしすぎと思ったが)平謝りでさっさと車をどけようとしたその時、さらに男が言った
「殴ったろかぁ!」
僕はとっさに(ヤバいなぁ)と思ったので「ちょっと待って下さい、今メガネと腕時計外すから」と殴られた時のことを考えて言った。
(レンズを新調したばかりのメガネとお気に入りの腕時計を壊されてはたまらないと思ったからだ)

すると男は、「このボケぇ!」と怒鳴って車を走らせ去って行った。
(なんや、やっぱり通れるやん)と僕は何も無かったことにホッとして車を移動させたのだ。

それはそうと、最近はバイクやトラックが多くなり、指示機も出さず車線変更する者が増えた。

世の中が混沌としているせいか、事故や犯罪につながりそうな行為が目立つようになって、警察官の数が少ないのもあって検挙されないだけで、実際は違反が横行しているのが現実。
都会の道路はとても危険なところになってしまった。
ガソリン代が上がって少しは車が減ったものの、運転技術がいまいちなドライバーの数は年々増えている。

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