Diary 2007. 12
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12月3日 (月)  子どもから大人へ

 子どもには「未来があり夢がある」また「希望を持ち、豊かな心を育もう」などとあちらこちらでよく聞く。

 これらは大人たちから子どもへの期待を発信する非常に耳障りの良い言葉ではあるが具体的な表現ではない。
 かなり大ざっぱで、当の子供たちにはどうすれば良いのかがあまり伝わってない気がする。

 そもそも未来や夢は誰にだってあるし、子どもにとってどんな未来が良いのかを考えてやらなければいけないのが大人たちである。

 実際の子どもたちは「持て」と言われずとも夢や希望はちゃんと持っていて「スポーツ選手になる」とか「花屋さんをしたい」というものもあるが、育つにつれてその選択は絞られて行く。

 子どもは成長とともに少しづつ大人を意識し始め、様々なものから影響を受け、人格を作って行くのだ。
 故にその手本となる、目の前を通り過ぎる大人たちの行いが子どもたちの「夢や希望」に大きく作用し、未来を決める具体的な要素になる。

大人の社会でも「どんな教育が一番良いか」が決まらないのだから、子供たちが迷うのは当然のことだと考えて育てなければならない。

 「先生」と呼ばれる教育者、保育者は、収入目的の職業として考えてはいけないのであり、「自分の生活もあるから」とか「教師もうちへ帰れば一人間だから」などという考え方も決して持ってはならず、「犠牲」を覚悟で選ぶ立場にある。


12月5日 (水)  痴漢冤罪とその心理

電車やバスで痴漢をして「冤罪だ!」と主張する者もいる。
女子が多い車両で痴漢に間違われまいと両手を上げていてサイフをすられた男もいる。

痴漢に間違われない方法は
ブ厚い手袋をはめて乗る。
自分の手にコロンなど匂いをつける。
両手をカバンに突っ込んで持っている。
など、間違われても
直接に触れていない証拠を作るのだ。

が、しかしやでぇ!
たまに可愛〜い娘に出会うと、ちょっといい気分がするのも男心っちゅうもんや。
それに、その心理が分かるのも男同士なんやから、少しヤバそうな奴を見つけたら、そいつ等から女性を守ったるんも男の役目や!

男同士がもっと見張って、痴漢や冤罪を防げ!


12月7日 (金)  医薬部外品

「♪ひ〜ぐ〜ち、ひ〜ぐ〜ち、薬局チェーンのひぐち薬局」
僕が子どもの頃よくやっていたテレビCMだ。
他にも「目標!1472店!」など・・

一時期のさくら銀行(三井住友銀行)の店舗数ほどではないにしろ、街の薬屋さんにしては大した数だ。

いわゆる町薬局からドラッグストアまで薬屋は増え続け、マツモトキヨシ、アルカドラッグ、サーバ、スギ薬局、コクミン・・・・と数え切れないくらいだ。
他にラブ・ドラッグという名のチェーン店もあるが、ラブ・ドラッグやで、愛の薬?・・(ちょっと欲しくなるやん)
それに高価といわれる漢方薬店や
医薬分業でここ数年増えた調剤薬局を含めて膨大な店舗数になる。

世の人の「健康でいたい」「長生きしたい」と思う気持ちにつけ込んだ薬漬け産業は、莫大な利益を上げ、莫大な広告料を落とし、医者や厚労省の役人や議員に多額の賄賂を与え続けている。

新薬の開発に手間と時間がかかるからといって値下げをしない「薬」は、薬害事件でも分かるように一般人の人体・人命をもモルモット代わりの実験台として利用している。

実際は人間の持つ自然治癒力を少しだけ助ければよいはずだった薬は、その薬のために次の薬を飲まなければいけないくらい、我々はどっぷりと浸かってしまっているのが現状で、その「薬」の販売価格は、原価のの百倍、千倍ともいわれているのが事実のようだ。

それなのに、医療費不足で保険料などが引き上げられるのは、全く持っておかしな話である。

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12月10日 (月)  いい加減にしてくれ!

またまた牛肉店の不祥事・・

この度の「船場吉兆」に続いて「精肉石川屋」のJASマークの偽装が発覚した。

自分も明治時代から続く精肉店の四代目として言わせてもらうが、非常に辛くて悲しい出来事だ。

牛肉が「神戸牛」「松坂牛」などとブランド化される以前(1901年)から、牛肉店として、うちの初代などが「純神戸」「精肉店」の看板を掲げたのが始まりである。

そもそも「精肉」とは何か?
以前にも書いたが、精肉は「精米」などと少し違って、牛肉を選りすぐり販売する意で、宝石で言えば「鑑定・鑑別」する立場にあると思っている。
よって、その分野の目利き・知識の乏しい者が、商いの規模が大きいからといって、掲げてはいけないのが「精肉」というものである。

僕が唯一の選定人を務め、商標登録している「真牛(まうし)」も「精肉 真牛屋」として神戸の一店舗でしか販売していない。

しかし、子どもの頃から祖父と屠畜場へ行き枝肉の品定めが好きだった僕にとって、最近の「霜降りだけ牛」は高額で競り落とされるが、味も薄く、健康状態も悪いものが多いので、あまり興味のそそる和牛が少なくなって来ているのが業界としても残念な結果となってしまっている。

祖父の代からつき合いをしていた中西牧場の中西氏と神戸の西部市場などで会うことがあるが、その度に「こんな牛がなぜ高値をつける時代になってしまったか」という話題に尽きる。

組合の会合で出逢った獣医学博士の岡氏(兵庫農林水産技術総合センター)からも、そのとき出されていた霜降り牛を食べながら「こんな水くさい牛がなんで高値で売買されるのか?」と問われたのを覚えている。


12月12日 (水)  地球温暖化

環境破壊は最も良くないことだ。

エネルギーも石油にばかり頼ったり、使い過ぎも良くないことだ。

しかし、地球温暖化はほんの僅かは遅らせても、止められないのではないか?
何故なら、地球が毎日太陽へ近づいているという説もあり、過去を調べても暖化や冷化を繰り返しながら今の時代があるということ。

急速に金をかけて「温暖化を防ごう」という運動や行動も、やや無理があり、現在生きている者が錯覚を利用した金儲けをするだけに過ぎない結果となるだろう。

現代だけでなく未来永劫、人類に必要なのは、無駄(贅沢)をせず、散らかして地球を汚さずに暮らすことだ。

先ずは、都市部などの馬鹿げた電力の消費を止め、便利便利と新商品を有り難がらず、軍事産業や自動車産業など全商業で金欲を出さずトップを目指すなどを辞めることが大切である。


12月13日 (木)  ワイドショーが政治をつくる

今回の大阪府知事選でも分かるように知名度の高さがマスコミの興味を引き、その勢いに乗ってまた庶民への認知度が上がる。

以前から僕は、立候補者の年齢や職業はある程度の基準はあるにせよ、それほど意識するものではなく人間性が大切な基準になると思っている。

それにもまして必要な条件とは、立候補者を支えるブレーンで、その人脈の質が低ければ、どんなに人間性が良くっても、汚れた政治家・役人の改善はかなり困難だということになるだろう。

ここでよ〜く考えないといけないのは、マスコミに取り上げられる立候補者はよいが、その他の立候補者の情報入手が出来にくい、から仕方なく看板だけで選んでしまうという事実だ。

本当に考えなければならないのは、「やしきたかじんや島田紳助の意見を優先した」「自民・公明の推薦がつく」というところである。

「森田実・三宅久之らの後押しがある」とか、「早速手を廻してきた自民党の議連に反発する」という姿勢が必要だ。

そうでなければ、自民党の悪徳議員や犯罪者役人たちのスクラムを崩すことは難しく、年金会見をみて分かるように、舛添要一大臣でも役人たちの悪行の「真のフタ」を開けることは出来なかったという二の舞になるだろう。

神戸市長か兵庫県知事になってよぉ・・長妻さん!


12月15日 (土)  プロ野球シーズンオフ

「藤川球児アメリカで野球したいと本音を語る」・・なんて言う季節が、プロ野球オフシーズンのマスコミネタなんですが。

僕はスポーツ紙を読んでて、年棒の契約更改に「合意が得られなかったから保留した」とかいう生々しいシーンは、あまり少年少女たちに見せたくないなぁ、といつも思う。
(なんでか?を説明すると長くなるので省略)

井川も藪も藤川も江夏さんも、僕としては、FA後やポスティングとか言わず、いつでもメジャーに挑戦すれば良いと思う。

が、しかしやでぇ!
井川も藤川も阪神タイガースの登録選手やから応援するけど、よそに行きたいっちゅうんやったら応援は出来ない・・いや、しない。

僕も野球ファンやから米大リーグの試合も見るけど、一応は「好きな球団を応援」という一線を引いて楽しまんと面白ないと思うから。

全選手に共通して言えるが、年棒が少ないとか、四の五の言うとらんとファンに夢を与えることだけ考えとけ!ということ。
殆どの選手が、そんな年棒上げてくれって言えるような活躍しとるんか?
恥を知れ、恥を!
(こんなこと言うからって球団の回しモンやないでぇ)

とくに年棒が下がってしょげたり、納得いかんと首を傾げる姿は見苦しいだけや。

も少しスタンドに来てくれるファンやテレビ、ラジオで応援してくれてるファンのことをゆっくり考えるんが、この時期やないか!


12月19日 (水)  警察官も平和ボケ?

警察学校を経て警察官になる人はキャリア官僚の「外部に洩らすなの洗脳」(この洗脳の話はまたの機会に詳しく)にはまって、一番大事な不穏な空気を察知する能力が少ないのかも。

もっと住民の意見を邪魔臭がらずちゃんと聞いて貰いたいものだ。


12月22日 (土)  新しい偽り

「悪」「嘘」「偽」という文字は、「やってはいけない事」を意味する文字なのだが、一方で「必要悪」や「嘘も方便」という言葉がある。

これらには、無い方が良いのに在っても良いといった、「世の中には必ず矛盾が存在する」ことを示しているもの。

ここで考えたいのは、今の偽装問題には、同じ偽装の中でも、大きく「質」に違いがあること。

消費者のため、仕方なく付けた表示期限を過ぎたからといって、傷んでもないものを廃棄する方が「勿体ない」のではないか?というのは正論であり、これからもっともっと改善し、棄てるものを減らさなければならない。

しかし「産地」の偽装は、お金を取るのが目的だとすると、これは完璧な「詐欺行為」に入り、絶対にしてはいけないことだ。

これからは消費者がもっと質を見極める目を養う必要がある。

まぁしかし、船場吉兆の偽装なんて、国や市町村が国民を欺く偽装に較べたら可愛いらしいもんや。


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