Diary 2009. 8
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8月6日 (木)  狭いニッポン

僕が小学生の頃、
「狭い日本、そんなに急いで何処へ行く?」という言葉が、
当時のせっかちな日本人を窘(たしな)めるフレーズとして使われていた。

なのに、なのに、
未だに国土を壊しては道路を作り、「箱モノ」を建てては放ったらかしにして、また新しく超高層ビルを建てる我が国、日本。

造った建物は役に立たない物も多く、風化して伽藍堂(がらんどう)になりながらも経費をつぎ込み、「要らない」という住民の意見を無視して、道路や地下鉄を掘りまくる公的機関。
(やっかいな奴等だ)

数年前、自民党の石原大臣が、道路公団総裁(当時)に、「これ以上道路公団を突っつくと死人が出るぞ」と脅されて、二進(にっち)も三進(さっち)も行かなくなったのは記憶に新しいだろう。

今年の初めにも、原油の高騰で、一時ガソリン税から道路公団(現公社)に渡る25円の間接税を無くそうとした時も道路公社側の者から、「そんなことをして見ろ、日本中の道路が穴凹だらけになるぞ」という恫喝まがいの発言があった。

ガソリン価格を下げるため間接税の25円を無くした途端、各地域での道路工事などがいきなりストップするという激しい抵抗があった。

しかし今日の報道ステーションでもやっていたが、突然主要道路に大きな穴が空く危険性が高いと言うのだ。

兵庫県の明石や舞子では砂浜にいきなり穴が出来、少女が落ちて亡くなったではないか。
その後の調査で、人工的に造られた砂浜の下を流れる水に気付かず、空洞化していたことが分かったが、そんな適当な調査で物事を図るのが役人や公社のやることだ。

結局は税金を払っても払わなくとも、公益法人などが造るものは「欠陥だらけ」の物が多く、道も何も穴凹だらけにされてしまうのだ。

地下の調査も曖昧で、危険なモノばかり造る「・・公社」にメスを入れてくれるのはいつになるのだろうか。


8月9日 (日)  素晴らしき中国ワザ!


今日のサキヨミでやってた。

日本で使ってる携帯電話をそのまま中国へ持っていったら、当然電波の違いで「圏外」と表示されるが、中国の携帯マーケットへ持って行ったら、なんと!数十秒で「中国で使える携帯電話」に早変わり。
パソコンで即、データーを書き換えてくれるのだ。

通話使用料の支払いは何処へなるのか分からないが、とにかく簡単に書き換えられるのだ。

司会者は「どこまでが違法か合法か分からなくなりますよね」とウェンツに振ったが無言で応えようがないような表情だった。

僕はそのとき、素晴らしい!と感じたのだが、合法か違法かは関係なく、使わざるを得なくなってしまった携帯電話に、いつまでも高額な使用料を支払わせ儲けているDoCoMoなどのような企業が「悪」だとは思う。


8月14日 (金)  神戸紀行

神戸にも「博物館」「ミュージアム」のような箱モノはたくさん出来ている。

石坂浩二、島田紳助が司会する、テレビ東京の「開運なんでも鑑定団」でも度々登場する「神戸市立博物館」や、国際的な建築家で知られる安藤忠雄が設計した「兵庫県立美術館」などは、かなりの公的資金がつぎ込まれている。

建物の維持費はもちろんのこと、所蔵する美術品や資料の購入費や、展示会用に借りてくる美術品の数々の経費も計算に入れると、莫大な数字になるだろう。

(県や市は「財産」と唱えるが、価値は変動するので何とも言えない)

元々は神戸製鋼(コベルコ)が持っていた摩耶埠頭から西にある運河沿いの土地を、震災後に「HAT神戸」という名で開拓し、そこに神戸赤十字病院や血液センターを移築し、市営公営住宅も建てた。

そこまでは何となく理解できたが、隣接する建物は市営、県営、第三セクターと無駄箱物ばかりに思える。
温泉施設に広々とした公園、防災センターや県民の安らぎ私設など、どう考えても「天下り先」としか思えないようなものばかりだ。

その中でも比較的まともな県立美術館へ日赤に通院の帰りということもあって、久し振りに足を運んだ。

知らなかった。
県立美術館は3階建てで、その3階で開かれる展示会以外の1階2階で展示されている常設会場は、ストロボを使わなければ写真撮影は自由に出来るというのだ。

「へぇ〜知らなかった」と思ったのだが、たまたまカメラを持っていたという訳ではないが、その作品の前に来て何故か思わずシャッターを切った。

それは、広い部屋でポツリと寂しげに展示されていて、一本のライトが照らす女性の立て膝に顔を埋めているブロンズの小さな像だった。

その像を見て、亡くなった自分の母親を思い出したからでもあった。

今日はお盆の夜、その母の写真を見て、三本に折り束ねた線香に火を灯した。

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8月23日 (日)  河内遊侠伝?


「人間、死ぬ気になれば何でも出来る」
何処かで何度か聞いたことがある台詞(せりふ)だ。

その言葉を初めて耳にした10代の頃は、本気でそう思っていた。
「なるほどそうだ!必死でやれば何でも出来るんだろう」と。

20代になると、少し考え方も変わって来て、死ぬ気になれば・・・とは言っても、何でも出来るという訳ではないと思い、「何でも」の解釈が狭く絞り込まれていった。

その後30代になって震災を経験したときには、「死ぬ気になったって、そんな大したことは出来ない」と、その言葉が、「人を諭す意味」で使われるだけなのだと気付いた。

そして40代の今は、「死ぬ気になって」と言われてもほとんどは何にも出来ないだろう、プライドもある。
気力体力にも限界があるし、「健康でいれる人生もそうは長く続かない」と、10代の頃と比べ、残念ながらかなり「否定的」になってしまった。

しかし今でも、人には「人間死ぬ気になれば何でも出来るというじゃないか」と諭す意味では使っている。

結局、振り出しに戻ったようなものだ。


8月28日 (金)  宛にならない洗濯指数


ここ十数年で大きな変化が生まれた気象状況。

元々は一ヶ月に26日は当たると言われた天候予測。
雲の動きがわかるレーダーを搭載する気象衛星を数多く打ち上げているにも関わらず、翌日の天気予報さえも最近では当たらない日が増えてきた。

集中豪雨や台風や竜巻の発生状況に予測がつかないものが多い。気象観測の関係者たちも、急激に変化をしてきた天候は、地球温暖化にともなう異常気象などと言っている。

しかし、観測記録100年程度の平均値では、実際なんとも言えないのが地球の天候である。


今日は晴れていて風もあるのに、干してある洗濯物がなかなか乾かないのは湿度が高いからだが、高湿度をあまり感じない、細身で乾燥肌の方の中には、湿度計がないと気付かない人が多い。

衣類には乾燥機は不向きなものが多く、電気消費もかなりかかる。
雨天でも、急に洗濯をしなければならない時は、脱水を余分目にした洗濯物を、狭めの換気扇付きの部屋(風呂場など)で除湿機を回して乾燥するのが良いだろうが、とっても邪魔くさいものだ。
特に、タンスの中や押入れ、倉庫などのカビ予防の空気の入れ替えは精神的にも疲れる作業だと思う。


8月31日 (月)  昨日の選挙結果を見て

やったね、民主党に入れた議員たち。

残念です、公明党に入れた善民たち。

当然です、自民党の「自由」の部分の方たち。

党名です、他の共産国のイメージが悪いです。

「隙間産業」狙いですか?幸福実現党って?

選挙直前だけ張り切る議員はよろしくないです。
「○○党を!」「○○と書いてください!」とだけ選挙カーで言いまわる方は催眠効果を期待しているんですかね?
そんなものを選挙活動や運動と言うのはもうやめてください。 


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