4月8日 (火) フィーバーし過ぎてヒートアップ
今回のチベット民族抗争で、オリンピックの聖火リレーは火に油を注ぐというより「油に火を注ぐ」結果になっている。 聖火は消さずに開会式へ繋ぐのが「オリンピックのしきたりだ!」「各国で抗議の妨害があり4回消えた!」と回数まで報道。 ダライラマは「暴力は辞めろ」と言っている。 中国は「チベットが悪い」と言っている。 などと北京オリンピックは盛り上がっている。 アテネの時も「ギリシャ人はのんびりしているのでオリンピック開催までに会場建設が間に合わない、どうなる?」と盛り上がった。
まるで人の不幸を楽しんでいるかのようなマスコミ報道だ。
オリンピックは「スポーツの祭典」というイベント興行だから、政治や暴動好きが絡んで来るのもやっぱり仕方がないのか。 どちらにせよ迷惑な話だ。
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4月10日 (木) 見えない現実
育児放棄されたシロクマの赤ちゃん(フロッケ)を人間が育てているという報道が連日流れているが、動物たちも人間の社会も同じで、育児放棄する親が必ず何割か存在するのは悲しい現実だ。 欲しくとも子供が出来ない者にとっては「親が子を見捨てる」など考えられないことだろう。 中国のように「これ以上子供を産んでは育てられない」という知恵を持った人間だけが出来る「産まない」考え方もある。 それもこれも全ては「自然界の摂理(せつり)」なのだ。
その「選べる知恵」を持つ我々は、持ち合わせた感情と伴に損得勘定ではないが常に「幸か不幸か?」を迷いながら決めて生きている。
「金持ち喧嘩せず」のように、余裕が有ればあるほど選択肢は増え決断に時間がかかるもので、余裕が無い者ほど結論に迫られる時間が短かく争いが多く見えるのだが、実際はそうではない。
オバマ対ヒラリー、米ソ冷戦、かつての戦国武将たちに至るまで、人間は富と権力が大きくなれば成る程、血を多く流し争って来た。
これからの人間社会に求めるのは、小さく纏まって僅かな幸せを大きく味わう生き方が「最善」であるということだ。
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4月11日 (金) 京都王将と大阪王将
飲食チェーン店の王将は「餃子の王将」というだけあって「餃子1日100万個」のフレーズをCMに使っている。 現在、数百店舗を誇る王将には大阪王将(イーストアンド)と京都王将(王将フードサービス)の2系列に分かれている。 僕がよく行くのは総店舗数が500を越える京都王将の方で、以前は餃子だけを食べに行ってたほど餃子が旨い。
その一皿189円の餃子も、今回の小麦粉高騰の波で一皿を+21円に価格変更するという。 (元々210円の関東では231円になる) 餃子倶楽部会員の5パーセント引きや毎月でる新聞広告の切り抜きで「餃子1人前無料券」も有り難い。
しかし、その無料券と200円だけを握りしめて「餃子二人前!」と食べに来ているお客さんがいるのだが、今回の値上げに気付かなかった場合は一体どうなるのだろう? もし入り口で新価格を知ったら、10円を調達しにトボトボと帰るのだろうか?
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4月15日 (火) 最高の贅沢は善人として生きることである
数年まえのことだが、「発光ダイオード」の発案者が、勤務していた会社を相手に数百億円の請求をする訴訟騒動があった。
内容は、「自分が発案したもので会社が1200億も儲けたのだから自分に200億は支払ってほしい」というものだった。 裁判の結果は、8億円程度の支払いで済まされ、その発案者は「今の日本の司法は腐ってる」と記者会見で言ったまま、その会社も辞めて現在は海外の大学の研究員に就いているという。
結局その人は8億円貰ったから良かったじゃないかとは思うが、本来なら「少なくとも200億円は社会に寄付し、商品化された物を買った末端の人たちへ還元してくれ」と提訴するべきで、それが正しいお金の使い道なのに気付いて欲しかった。
ゆえに低コストの物をブランド価値で高額に売る商いは好ましくないのだが、それをまた有り難がって買い求める消費者もいけないのだと思う。
「自分で儲けたお金なのだからどう使おうと自分の勝手じゃないか」という意見もあるが、功績に対する対比として栄光を手にするのは良いと思うが、 元々お金なんて物は「今自分が預かっているだけ」という感覚で皆さんに生きて頂きたい。
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4月26日 (土) フェルナンド ルゴ大統領
先日、パラグアイの選挙で大統領が変わり、数十年振りに右派から左派への転進という記事を読んだ。
その以前にテレビ東京の番組で見たのだが、 日本にあるパラグアイ大使館の現大使は、パラグアイ在住の日本人だった。 僕はその大使の発言に大きな感銘を受けたのを覚えている。
現在日本の食物自給率は37パーセントだが、中国、米国を初めとする食物輸入国に対して、万が一食料が輸入出来なくなってもパラグアイが全日本の食料を、いつでもカバーするから「何一つ遠慮することなく、国交をして欲しい」と力強く述べていた。
パラグアイで国民の食べる7割の卵を供給し、東京23区がスッポリと入るほど広大な土地を所有しているのも移民していった日本人の子孫だ。 彼らは移民後に成功を納める事が出来たのは母国のお陰であり、祖国を応援するのもひとつの使命だとも言う。
現在の日本に在住する我々も、その言葉を胸に、 まずは全国で毎日の「食べれるのに捨てられている物」が消費量の30パーセントもあるということから、どうするか考えて行かなければいけない。
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4月28日 (月) これが真の姿か?読売ジャイアンツ
早くも「優勝」の二文字がチラつくほど今年もロケットスタートが続く我らの阪神タイガース。 未だ同一カードの負け越しは無い。 平野、新井らのガッツある移籍組に刺激されたのか、首が治って来たのか、今期の赤星は調子が良い。(得点圏打率は未だに悪いが) 「やっぱり野球は1、2番が出て掻き回し、ムードを盛り上げんといかん」と、元盗塁王の福本さんが語るように、鳥谷、今岡、関本の2番よりも今年の岡田監督采配のオーダーはドンピシャリと決まっている。 今年は黒田が取れず「やや非力」かと思われた投手陣も何故か調子良く、ウィリアムスが復帰すれば、骨折した福原(ありゃバントの練習不足や)の穴も埋まるだろう。 ファームで出番を待っている投手も多く、先発が5回もてば残りの4回はお得意の投手リレーで勝ち抜けるといった、野村監督が築いたともいえるセットアップ野球が本領を発揮する。
これが、スクイズ野球のようにメジャーリーグにも波及していって、全世界の野球が阪神カラーに染まるは時間の問題だ。
それにしても見苦しいのは読売興業だ。 ざまぁみろクルーン!と言いたいが選手は必死。押し出しフォアボールで負けて審判にくってかかって退場と高給取りの意地(維持?)を見せるが、それも巨人の冷ややかなフロントの目には写らない。 「アイツは駄目だ、自分の失態を暴挙で終わらすなんて、次のストッパーを探せ」としか考えていない。 「金銭トレード」に「疑惑のドラフト」。 ドラフト以前なんてもっと汚い手を駆使してチーム作りをやって来た球団だ。 「今日のプロ野球は所詮うちのお陰なんだ」としか思ってないだろう。
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