Diary 2010. 1
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1月7日 (木)  今年の抱負

年始に考えた今年のスローガンは「ダラダラ暮らそう!」というものだった。

別にダラーっと過ごす訳ではなく、何事にもあまり一所懸命になりすぎず、ちょっと肩の力を抜いて対処するとい意味で・・・

完全にダラケた精神で生きてると、年越し派遣村での禁酒禁煙なのに、泥酔するまで酒を喰らったと者が追い出されるという報道もあったように行きすぎてしまう。

しかし、「生活保護受給者も同じくビールやタバコの一本も呑むな!」という過激な発言をする国民が少なからずいるのも、これまた恐いものだ。

そういった「行きすぎ」た思考ばっかりで、あまりに殺伐と暮らすのはかなり極端で、世の中が窮屈になってもいけないと思う。

世の中には何でも突き詰めず、「遊び」というものが必要なのだ。

そういう過激な考え方の者は、案外「遊び」の必要性を理解できてなく、実は本人にも足らない部分が多く、他の国民の恩恵に肖(あやか)っていることに気付いてないことが多いのだ。


1月14日 (木)  バンクーバーオリンピック その1


今回の冬季オリンピックが開催されるカナダのバンクーバーだが、調べてみようと電子辞書を開いて驚いたことがある。

広辞苑では「ヴァンクーヴァー」と出ているのだが、第五版は人口47万人(1991)と出ているのに対して、第六版では人口が213万人(2003)と、たった12年で約5倍に膨れ上がっている。

近年では希(まれ)な傾向だと思ったが、電子辞書に入っている他の辞典を見てみると、人口が57万人(2006)と、どう考えても広辞苑の第六版がおかしいのが分かる。

これは、同じ辞書を調べた者は「えっ?」と感じたことだろう。

そこで、電子辞書のメーカーに問い合わせたところ・・・
担当者から電話があり、「一週間ほど時間が欲しい」と言ってきた。


1月18日 (月)  灰汁の強い男、小林繁逝く!

おととい、心不全で亡くなった元プロ野球投手の小林繁(57)。
(心不全は症状で病名ではないが)

殆どのマスコミが、その訃報に続いて「空白の一日」と、31年前の阪神と巨人が引き起こした江川卓との電撃トレード事件秘話を報じていた。

小林茂が江川卓とジャイアンツの裏取引の「犠牲」になったかのように取り沙汰されている。

31年前、僕は高校生だった。
当時、化学の教諭で熱狂的な野球ファンだったN先生に言われたことを今でも覚えている。

「小林は巨人を追い出されたんじゃなくて、阪神に入団してこれから一緒に巨人と戦う仲間や!」と、阪神ファンの僕に言ってくれたのだろう。
しかし、巨人も巨人なら阪神も阪神ではないか!と子供ながらにそう思った。

田淵幸一、江夏豊の黄金のバッテリーさえも放り出してしまうような、阪神タイガースの球団には、その頃から少しずつファンとしての熱烈さが冷めていったのも覚えている。

大まかに言えば自分は阪神ファンのファンだが、その時々の一選手たちのファンになってしまったのも、そういう球団の体質を嫌ったからなのだろうと、今更に思う。

野球は大好きなスポーツで選手は素晴らしいのだが、企業あっての球団から見れば、プロ野球は単なる「遊び」「宣伝」「商売」やないか!とも思うようになった。

やっぱりアマチュアの方が健全でええわ!


1月21日 (木)  「バンクーバーオリンピック」の続き


今日、電子辞書のメーカーから以前に質問した「ヴァンクーヴァー」の回答が返ってきた。

「広辞苑のデーターを確認したところ、第五版では人口47万人(1991)に対し、第六版では人口が213万人(2003)になっている、やはり変だと思いましたので岩波書店で聞いたら、説明文は同じだが第六版ではバンクーバー地域を指して人口213万にしていますと返答がありました」という内容だった。

広辞苑作成時の手抜きではないだろうが、「都市」と「周辺を含む地域」とでは大きな違いがあるだろう。

とにかく、僕が期待したような「間違ってました、訂正します」ということには至らなかった。

(間違ってるのに残念だ!)


1月28日 (木)  初夢?「怖い夢」

何年振りかで、昨日はとても恐ろしい夢を見た。

早朝まで起きていて、あまり寝付きが良くなかったこともあるだろうし、その他にも気になる出来事や思い出したことが多い日だったのもあるのだろう。

怖さで言えば「過去最高」に来るような鮮烈さがあった。
(こんなに鮮明に覚えているのが何よりの証明だろう)

夢の内容はというと・・・
僕が10代の頃に住んでいた町が舞台で、数十名の登場人物もその頃いた身内や町内の人たちだった。

その町に現れた「ならず者」を町内のみんなで力を合わせて倒すといったもので、ならず者は剣豪で手強く、皆が手と手に日本刀や包丁(日本ならでは)のような武器を持って各自の持ち場を決め、そのならず者との対決に固唾を飲んで待ち伏せていたときから始まった。

僕も多少の喧嘩はしたことがあるが、日本刀などを振り回した経験など無いし、もちろん人を殺すなんて一度も思ったことが無い。

なのに夢の設定では、そのならず者を殺さなければならないという、大変心臓に悪い内容だ。

老人や女子供を家の外に出ないようにして、その街角の至る所に武器を持った男連中が隠れて張り込んでいるところへ、ならず者が一人登場、声を掛け合って一斉に僕たちがかかって行く。

切っても刺してもならず者はなかなか倒れない、皆が少しずつ傷を負う中、僕の番がやって来たので持っていた刃物を振り向き様にならず者の胸にグサリ!
筋肉に深々と入った感触は気持ちの悪い手応えだったが、しっかりやらないと今度はこっちがやられる。その瞬間ならず者と目が合った、相手は刺されているにも関わらず、その目は笑っていた。
めっちゃ怖い!

ようやく誰かがシートのような物をならず者に被せたとき、再び一斉に飛びかかってとどめを刺した。

恐る恐る僕がシートをめくろうとすると「ガバッ!」と中でならず者が動いたので思わず「ビクッ!」としたがそのままならず者は死んでいったのだ。

検死の結果(この辺りがやっぱ夢か)ならず者の死因は、多くの刺し傷ではなく、むせ返った時の血の逆流による窒息だった。

殺気立って興奮覚めやらぬ町のみんなは、「お前のあの時は冷やっといたな!」など、強ばった顔で各自が栄誉を讃えあっている。
僕もその一部始終がスローモーションのように脳裏に浮かんで来て興奮して震えがとまらずにいた。

その興奮を冷ますがの如く、皆は別れ別れになって勝利の美酒をと車に乗り込んで行ったのだった。

目が覚めても、このような生々しい感触が残る夢は初めてに近い。
結局、浅い眠りと首のスジ違えが残った。
お陰で寝起きのコーヒーを注ぐときにも身体も感覚がおかしく、フラフラになっていた。

とんぷくの安定剤を飲んだが落ち着かず、眠れないのでこれを書いたのだ。


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