1月28日 (木)  初夢?「怖い夢」

何年振りかで、昨日はとても恐ろしい夢を見た。

早朝まで起きていて、あまり寝付きが良くなかったこともあるだろうし、その他にも気になる出来事や思い出したことが多い日だったのもあるのだろう。

怖さで言えば「過去最高」に来るような鮮烈さがあった。
(こんなに鮮明に覚えているのが何よりの証明だろう)

夢の内容はというと・・・
僕が10代の頃に住んでいた町が舞台で、数十名の登場人物もその頃いた身内や町内の人たちだった。

その町に現れた「ならず者」を町内のみんなで力を合わせて倒すといったもので、ならず者は剣豪で手強く、皆が手と手に日本刀や包丁(日本ならでは)のような武器を持って各自の持ち場を決め、そのならず者との対決に固唾を飲んで待ち伏せていたときから始まった。

僕も多少の喧嘩はしたことがあるが、日本刀などを振り回した経験など無いし、もちろん人を殺すなんて一度も思ったことが無い。

なのに夢の設定では、そのならず者を殺さなければならないという、大変心臓に悪い内容だ。

老人や女子供を家の外に出ないようにして、その街角の至る所に武器を持った男連中が隠れて張り込んでいるところへ、ならず者が一人登場、声を掛け合って一斉に僕たちがかかって行く。

切っても刺してもならず者はなかなか倒れない、皆が少しずつ傷を負う中、僕の番がやって来たので持っていた刃物を振り向き様にならず者の胸にグサリ!
筋肉に深々と入った感触は気持ちの悪い手応えだったが、しっかりやらないと今度はこっちがやられる。その瞬間ならず者と目が合った、相手は刺されているにも関わらず、その目は笑っていた。
めっちゃ怖い!

ようやく誰かがシートのような物をならず者に被せたとき、再び一斉に飛びかかってとどめを刺した。

恐る恐る僕がシートをめくろうとすると「ガバッ!」と中でならず者が動いたので思わず「ビクッ!」としたがそのままならず者は死んでいったのだ。

検死の結果(この辺りがやっぱ夢か)ならず者の死因は、多くの刺し傷ではなく、むせ返った時の血の逆流による窒息だった。

殺気立って興奮覚めやらぬ町のみんなは、「お前のあの時は冷やっといたな!」など、強ばった顔で各自が栄誉を讃えあっている。
僕もその一部始終がスローモーションのように脳裏に浮かんで来て興奮して震えがとまらずにいた。

その興奮を冷ますがの如く、皆は別れ別れになって勝利の美酒をと車に乗り込んで行ったのだった。

目が覚めても、このような生々しい感触が残る夢は初めてに近い。
結局、浅い眠りと首のスジ違えが残った。
お陰で寝起きのコーヒーを注ぐときにも身体も感覚がおかしく、フラフラになっていた。

とんぷくの安定剤を飲んだが落ち着かず、眠れないのでこれを書いたのだ。