1月18日 (月)  灰汁の強い男、小林繁逝く!

おととい、心不全で亡くなった元プロ野球投手の小林繁(57)。
(心不全は症状で病名ではないが)

殆どのマスコミが、その訃報に続いて「空白の一日」と、31年前の阪神と巨人が引き起こした江川卓との電撃トレード事件秘話を報じていた。

小林茂が江川卓とジャイアンツの裏取引の「犠牲」になったかのように取り沙汰されている。

31年前、僕は高校生だった。
当時、化学の教諭で熱狂的な野球ファンだったN先生に言われたことを今でも覚えている。

「小林は巨人を追い出されたんじゃなくて、阪神に入団してこれから一緒に巨人と戦う仲間や!」と、阪神ファンの僕に言ってくれたのだろう。
しかし、巨人も巨人なら阪神も阪神ではないか!と子供ながらにそう思った。

田淵幸一、江夏豊の黄金のバッテリーさえも放り出してしまうような、阪神タイガースの球団には、その頃から少しずつファンとしての熱烈さが冷めていったのも覚えている。

大まかに言えば自分は阪神ファンのファンだが、その時々の一選手たちのファンになってしまったのも、そういう球団の体質を嫌ったからなのだろうと、今更に思う。

野球は大好きなスポーツで選手は素晴らしいのだが、企業あっての球団から見れば、プロ野球は単なる「遊び」「宣伝」「商売」やないか!とも思うようになった。

やっぱりアマチュアの方が健全でええわ!