Diary 2005. 9
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9月1日 (木)  「日本人とキャベツ」

日本人の食卓に生野菜が並べられるようになったのは、意外に最近の事。
これは、日本人が米を主食にしてきたからで、副食としての野菜は、煮たり漬けたりして、塩味をきかす事が多かったから。
幕末から明治にかけて、外国から色々な野菜が入ってきたが、ほとんどが当時の日本人の口に合わなかった。
その中でキャベツだけが馴染まれたのだ。
明治以降、西洋料理が上流階級から民間と広がっていったが、サラダとして野菜を生食するのは好まれなかったようだ。
わずかに、キャベツだけが皆の口に合ったので、レストランで出される揚げ物に添えられるようになった。
現在でも、トンカツやハンバーグステーキの皿の上にはキャベツが乗っているのは、その名残りというわけ。
〔A・H〕


9月2日 (金)  食欲の秋は冬眠動物の掻き入れどき!

最近はあちらこちらで自然動物による民家への被害が相次いでいる。
これからの時期、国内において最大級の自然動物「熊」の出没が懸念される。
中でもヒグマなどは初冬の頃、冬眠の準備に掛かる。
気候が寒くなり、食べ物が見つからなくなると、自然と体の変化が起こる。
冬眠の初期はまだ腸が動いているので、シダなどをかじっている。
そうして胃で消化されない堅い植物が腸に入ると、それが栓のようになって腸が働かなくなる。
半月ぐらいは半睡眠状態なので、時々、目覚めてオシッコをする。
やがて、腎臓も腸も動きを停止し、呼吸や心臓もゆっくりとした動きになり、完全に眠ってしまう。

ヒグマの雌は二年に一度、この冬眠中に、平均、二匹の小グマを出産する。
子グマは約400g。
母グマは半分、眠ったまま授乳をし、子グマの体をなめたりして愛情をそそぐ。
暖かくなるまで、母グマはこうして子育てをしているのだ。
皆さんはくれぐれも、熊の出そうな所には近寄らないように。
寝た振りでは助かりませんから。《Y新聞K》


9月3日 (土)  救急車で運ばれる?

何かと、ストレスの多い現代社会。
精神を病む人が増えてきている。
もし、あなたの家族が、突然、わけのわからない事を口走って、裸で家の外に飛び出そうとしたら?
こんな時、救急車を呼ぼうとしても、それは徒労。
救急車は精神疾患に対しては出動しない事になっている。
この場合の担当は、警察署。
したがって、家族の手に負えない場合は、警察を呼んで、精神病院などしかるべきところに連れていってもらいましょう。
その際、保護者が同伴する必要があるが、精神衛生法第20条の規定によって、保護者の義務は配偶者、配偶者がいなければ両親が負う事になる。
ちなみに、他に救急車に乗せられない人は、法定伝染病患者(原則として、保健所が取り扱うことになっている)や、傷害のない単なる泥酔者等だ。〔M〕


9月4日 (日)  津波!

わが国は火山国で、しかも四方を海に囲まれている為、津波の被害にあう事も多く、「tsunami」が学術用語にもなっている。
津波の発生するしくみは、地震などにより海底のが急速に隆起したり、沈下したりした時に起こる現象だが、この速さは、海が深ければ深いほどスピードアップする。
例えばチリ地震の時の津波の場合、水深4千メートルでは、時速720キロの速さ。
津波は何百kmもの距離を伝わり、その速度は外洋では時速700〜800kmにも達する。陸岸に近づき水深が浅くなると、波の高さは急激に高くなる性質がある。
なかでも岬の先端や島では高くなりやすい。
V字型にせばまった湾の奥でも、波高が増加する傾向がある。
このため、外洋では50cmにすぎなかった津波が、高さ15mもの巨大な水の壁のようになって沿岸におしよせ、一帯の集落を破壊しつくすこともある。
地震波に比べ、津波は約20分の1のスピードだから、地震波を観測した後、どれくらい後に津波が来るか知ることが出来る。
日本では津波の発生が予想されるときには気象庁が津波予報を発表する。
予報はこれまで日本全国の海岸線を18の予報区に分割して、そのそれぞれについて注意報、警報の形で発表されていたが、これでは複数の県にまたがる広い範囲が対象となるため、影響の少ない地域でも大規模な対策をとらなければならないなどの問題があった。
この問題の改善のため、1999年(平成11)4月から予報区を66に細分化し、よりきめの細かい発表をおこなうことになったと同時に、注意報と警報の発表形式も一部改正され、これまではおおまかにしか表現されていなかった、予想される津波の高さについて、より具体的な数値で発表されることになった。〔M〕


9月7日 (水)  もうひとつの選挙?

兵庫県下の広域指定暴力団、山口組の五代目引退に伴う、跡目(継承者)が決まった。
その跡目を決める方法にもヤクザにはヤクザのやり方が当然あるだろう。以前、こんな話しを聞いたことがある。跡目が決まり、継承盃(けいしょうさかずき)を終えるまでに、幾度となく抗争が繰り広げられ、仁義なき闘いにも発展することもしばしば起り得る。政治の世界も極道の世界も似通った点が幾つかあるが、その代表に挙げられるのが「任侠道」で、その任侠を通して北朝鮮などと裏社会で繋がりを持ち、交流?をしている日本の極道たちは、海上自衛隊の巡視艇などでは到底追いつく事の出来ない超高速艇を有するという。しかも国籍不明の黒塗りで、北朝鮮や韓国、日本間を行き来しているらしい。この際、北朝鮮との拉致問題や国交正常化問題なども、日本のヤクザ社会の方に任せて、任侠道を貫いて貰えば、上手く行くのではないだろうか。(Y新聞記者)


9月16日 (金)  編集部より

まだまだ記事の投稿が少ないのであります」「記者の皆さんどうなさってらっしゃるのか?」(書記長)


9月22日 (木)  個人情報保護法

情報保護
今では当たり前のように利用されている携帯電話や電子メールも、その昔は電波やコンピューターを使わない、いわゆるオンラインで交換手が手作業で通信の手助けをしていた。交換手は職業柄、様々な会話を録音したり聞いたりしなければならなかった。しかしその通信記録は、法律で警察の捜査などに必要な場合以外は決して他言してはならないのである。では現在、その膨大な通話記録や電子メールの通信内容は一体どのように保管されているのだろか?通話の場合はその携帯電話(もちろん一般回線も)認可を受けた各業者内に保存されている。その証拠に後日、発信記録が顧客の手元に届くシステムがある。一方、気になるメールの内容は何処に保管しているのか?それはあなたが使用、または契約中の業者のホストコンピューター(一般にいうセンター)に保存されている。
いくら自分でメッセージの消去をしたり、通話の内容を忘れてしまったからと思っても、電話番号やメールアドレスで全ての通話内容やメール内容を引きだす事が可能な状態である。パスワードがあっても、そのパスワードが合っているかを承認するのはセンター側だから当然分かってしまう。そもそも、そのホストコンピューターで完全に消去しない限り皆が使用して消去した重要な内容も、半永久的に保存されている。それを見たり聞いたり出来るのはやはり人間の手によってであり、いくら法律で縛られているといっても、いとも簡単に検索されてしまうのが現状である。電話番号やメールアカウントなど、絶対に重複して使用されることがないシステムであるからこそ(パスワードは重複可能)なのだ。
重要機密を預かる各官庁や省庁も、今あなたが利用している大切な通信内容も、必ずや誰かが見ることの出来るものであるという事は覚えておいて貰いたい。(M)


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