9月2日 (金)  食欲の秋は冬眠動物の掻き入れどき!

最近はあちらこちらで自然動物による民家への被害が相次いでいる。
これからの時期、国内において最大級の自然動物「熊」の出没が懸念される。
中でもヒグマなどは初冬の頃、冬眠の準備に掛かる。
気候が寒くなり、食べ物が見つからなくなると、自然と体の変化が起こる。
冬眠の初期はまだ腸が動いているので、シダなどをかじっている。
そうして胃で消化されない堅い植物が腸に入ると、それが栓のようになって腸が働かなくなる。
半月ぐらいは半睡眠状態なので、時々、目覚めてオシッコをする。
やがて、腎臓も腸も動きを停止し、呼吸や心臓もゆっくりとした動きになり、完全に眠ってしまう。

ヒグマの雌は二年に一度、この冬眠中に、平均、二匹の小グマを出産する。
子グマは約400g。
母グマは半分、眠ったまま授乳をし、子グマの体をなめたりして愛情をそそぐ。
暖かくなるまで、母グマはこうして子育てをしているのだ。
皆さんはくれぐれも、熊の出そうな所には近寄らないように。
寝た振りでは助かりませんから。《Y新聞K》