Diary 2014. 7
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7月1日 (火)  ◎憲法新解釈記念日?


今日、「集団的自衛権」という日本でしか通用しない言葉を盾に、憲法解釈への反対運動が起こった。

「平和を願う」のは、殆どの日本国民が同じなのに、誰に炊き付けられたのか、疑心暗鬼になったのか。

平和を願う割には、デモという攻撃を行っているのも腑に落ちないが、それが「日本人流殺し合い」なのか?


少し前、アフリカで部族と部族(ツチ族とフツ族)が殺し合う、「ホテルルワンダ」という実話が、ドンチードルの主演で映画化された。

アフガニスタンでも、タリバンという組織が起こした内戦で、アメリカとの戦争に至った悲惨を描く、「カンダハール」という映画が作られた。

朝鮮の南北戦争を始め、世界各国で内紛が今も止まない。

「恐ろしいことだ」とは思うが、日本でも明治維新までは、殺し合う戦いが多かった。

「国取り合戦」などという、ゲームもあるが、日本も戦争を終えてまだ68年だ。

しかし、アメリカの占領下で当時作られた日本国憲法も、今日まで一切改変されていない。

今回、憲法解釈を一部変えて、自衛隊が日本を守るために「防戦できる」となっただけではないか。

今までの解釈では、警官が犯罪を見過ごすのと同じようなもので、人が殺されそうになって、殺人犯が目の前に居ても、人の身を守ることも出来ない、自分の身さえ守ることも出来ないというものだ。

それを今回の反対運動は、「その警官たちが可哀想」とか、「その警官たちが犯罪者になるかも」とか、「警官がいるだけで犯罪者に特に狙われるようになる」と言ってるようなもんだ。

ちゃんちゃらおかしい。

それこそが拡大解釈だということに気づいてない。


7月4日 (金)  ◎兵庫県民たちの悲鳴

挙動不審さにもほどがある。

考えられないような出張費の発覚で全世界に広まった、野々村県会議員のド変態会見。

報道の度に「兵庫県」が出てくるのが、県民としては、お笑いを通り越して最悪だと思っている。

野々村議員も、コメントを言わされる西宮市の親善大使、西田ひかるさんも、元々は西宮市の人ではなく、西宮市民も大迷惑をしている。

確かに世の中こんな変わった人もいるが、ここまで大袈裟なウソ泣きが出来る者は僅かだ。

(何人の人が「佐村河内守」の記者会見を思い出しただろう)

今回は、不明金を返せば良いという問題でなく、こんな人が議員でいられることの方が重大な問題だ。

もし、「普段は良い人」とか「真面目な人」と言う者が居たとしても、よくもこんな人に投票出来たものだと思ってしまう。

野々村竜太郎議員の身内は別として、県会議員に仕立て上げてしまった有権者の責任もあるだろう。

もちろん、投票に行かない者も責任者の一人。

議員を選ぶときは、もう少し自分で足を運んで「人格」を確認してから投票に行ってもらいたい。


芸人でなくとも、あちらこちらで野々村議員の話題やモノマネをする人もいるだろうが、先日亡くなったモノマネ芸人の「春一番」には、次の世では飲み過ぎに注意しましょうとお悔やみをあげたい。


7月19日 (土)  こんなCMアカンやろ!

携帯電話のauが損保を始めた。

その名も「あうて」。

KDDIがスマホ事業でも儲かって、損害保険会社を作るのは別にええよ。

でも広告のキャッチがアカン、考え方が間違うてる。

自転車保険で『あなたに9521万円払えますか?』やで!

「ああ、払えるよ」と言われても「そうですか」としか返せない。

でも問題はそういう意味ではなく、事故を金額で表し、その他の償うことを後回しにするやなんて、考えられん!


話は少し外れるが、13年ほど前にこんな出来事があった。

自分の子が高校生のとき、バイクが原因で家庭裁判所のお世話を受けたことがあった。

僕も父兄として同席していたのだが、そのときの担当者の言葉に絶句して注意を促したことがある。

担当女性官がこう言った
「手元のレジュメを見てください。皆さんは人身事故を起こしたら賠償金を支払わなければなりません。もし、40才男性にケガを負わせたり死なせた場合いくらかかると思います?」

僕はその場で手を挙げ、ちょっと待ってくださいと、その女性官に奥の別室で注意した。

「人にケガを負わせたりしたら、まずは謝罪、その後に償う、そして相手が認めてくれるまで責任は終わらない、しかも自分の人生も変わってしまう」

「というようなことを説明してから、裁判や賠償責任、賠償金が必要だと、罪の重さから教えるのが教育というものだろう、それをいきなり(いくらかかる?)とは、あまりにも人間味がないではないか」
と言った。

家庭裁判所の担当官がこんな調子ではなぁ、と不安になった。


下のCMでは、「あふて」ならず「アウト」だ。

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