Diary 2005. 1
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1月14日 (金)  神戸人気質「神戸って・・」


 以前、祖父が「神戸という街はな、何をやっても流行らん、もし流行るとしても長〜いことかかる処なんや」
 そう言われたのは、僕が中学へ進学する頃だったと思う。
 その時こうも言っていた。
 「それだけみんなの見る目が厳しいんや、特に味にはうるさい者(もん)が日本一多いんが神戸や、そやから神戸で一番ということはな、日本で一番ちゅうこっちゃ」・・と。

 その頃の僕に、すんなり納得出来た訳ではないのだが、今振り返ってみると祖父の言った内容がよく分かる。 

 神戸人の気性は「ケツの重〜い奴ら・・」のように思えるが、その実は情報などを誰よりも早く知りたがるため収集に対する動きはとても迅速だが、一方で「恥ずかしがり屋」(神戸言葉で「気にしぃ」)が多いのも特徴なのだ。

 それ故、「後で恥をかくのは嫌だし、かといって他人の後に続いて真似するの格好悪いし」という何物にも慌てて飛びつかず、じっくりと物や事の本質を知る、神戸人の気質が育まれたのだと言える。


1月15日 (土)  モノが売れる理由と売れないわけ

人は飽きないものを欲しいと思う。
人は常に新しいものも欲しがる。

いろんな情報はそんな物欲をそそる。
出来のいい広告たちに魅せられる。

そしてそれらに惑わされ、期待してはがっかりさせられることが多い。

いや、がっかりというよりは「小さな満足に納得がいかない」だけだ。

やがてそれに慣れてくる。(ちょっとした麻痺だ)

で、もう何を信じていいのか分からなくなるが、取り合えず手の届くものに一応はお金を払うのも人情だ。

敏感な人も鈍感な人も、不安な人も自信のある人もみんな楽しみでモノを買う。

自信のない人は金嵩(かねかさ)が張る買い物になると何かに頼る。

周囲の人であったりブランドであったり。

多くの人が買っているモノにはとにかく一往の興味を示す。

失敗が続くと「またか」と思い、本物でも買うのを見送ってしまう。

と、いったところだ。


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