Diary 2006. 3
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3月5日 (日)  工房の帰り道

しかし、何度考えても納得いかん!パソコンのデータは消えるしバックアップを取ってないし、月刊爆談放送はしり切れトンボに終わるし・・・今夜は散々な目に会った。あ〜、がったはがゆい!


3月11日 (土)  T君へ、健闘を心から祈る

今日、行きつけの喫茶店で懇意にしている知人のT君と、これが最期または長期になるかも知れない別れの挨拶を交わした。
勿論、嫌で離れるのではない。僕と彼との職業上の都合であり、やむを得ないことである。

彼とは元々その職業柄、神戸にやって来たので知り合いなったのだが、僕の弟と同じ歳でもあるせいか、妙に変なところで意気投合して、無二の交際を続けている。

出合ってから現在までは、お互いが関西に住みながらの生活を送っていたので、月に一度くらいは顔を拝めたのだが、今回は、そうは行かないらしい。

彼が国外での長期勤務をする準備として東京に引っ越すというのだ。
会社に依願してそうなったかどうかは定かでないが、話の途中で時おり躊躇はするものの、外国での滞在にまんざらで無いのは話し方で判った。

冗談混じりの会話の末「長い間ありがとうございました」と深くお辞儀をし、お互いの顔が見えなくなった頃、僕には言い得ない寂しさが残った。

ここ1、2年自分の身内の不幸が続き、仕方の無い別れを強いられて来たのだが、今回も惜別の思いが今、こみあげているのは確かである。

やはり人生笑いだけでは過せないらしい・・・


3月16日 (木)  リニアモーターカー試行距離50万km突破

「50万kmに達しました!」ってテレビ報道で、リニア開発のスタッフらが大喜びして握手を交わしてました・・・が、しかしやで、時速50万kmを突破なら「ノーベル考えられんで賞」も夢やないけど、走行距離みたいなもんは50万でも100万でも実験を続けてたら行くのは当たり前やん!なんで大喜び?
しかも「東京―大阪間がなんと1時間で!」なんつーのも言ってた・・・が、しかしやで「狭い日本そんなに急いでどこへ行く?」ではないけど、飛行機とどっち使う?やっぱりリニアモーターカー? そんなもんが実現したら、空港をボコボコ造ってる我が国が、またまた競争で困ってしまうだけやないか!
私鉄も航空会社も赤字を出してる現状で、これから日本は人口が減るかも?って言うてるのに、何考えとるんじゃ!このボケ研究者らは!もっと先見て考え方を搾れ絞れ!
(書くことが頭の中ではいっぱいあるのに・・・こんなことをつい書き込んでしまった)


3月22日 (水)  ルールがあるから成り立つものだ

様々なスポーツの世界大会が毎年どこかで行われているが、そのルールには世界基準が必ずあってそれがちゃんと守られている。
そのルールには、その都度変更されるものも多々あるが、それは皆がなるべく公平に競技されるため即座に改編されるもので、挑む者は必ず納得して参加しなければいけない。

国際大会において選ばれた出場者は何のためにベストを尽くすのか、金銭的な利益のため、国や周りの者のため、名誉、人気、好きだからと、その理由もまた様々である。

ここで、我々がよく耳にする「スポーツや民間レベルでは、国交がスムーズになされているのに政治では何故、上手く行かないのか」という言葉が出てくる。
政治やスポーツの他、あらゆる団体に必ず「派閥」が存在するが、国家間や国際的行事の上では、国対国になった以上その派閥は一時的に無視して行わなければならない。
理由は簡単、その国の内部の派閥など他の国にとっては全く無関係のものだからだ。

派閥やお国事情よりも、即興で改選されたそのルールに従わなければ出場は出来ない。
あの国内で独裁を誇る北朝鮮でさえも国際大会の場においては、むしろ他国よりルールやマナーを大切に守っている。

国連という機構が存在しながら、冷戦や実の戦争が終わらないのは、地位と財産ばかりに目が眩んでいる超わがままな国家代表者たちの勝手な「ルール無用の世界」に他ならない。


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