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[#19]竹尾稲荷神社の
高田屋嘉兵衛顕彰碑

竹尾稲荷神社

近年の写真(2005年8月撮影)下記の記事の写真は、1998年撮影


19竹尾稲荷神社

七宮神社前交差点から東側つまり神戸港方面に行くと竹尾稲荷神社がありここには高田屋嘉兵衛顕彰碑があります

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 この碑は昭和28年地元の育友会・婦人会により当時の原口神戸市長の題字を享け設置された。入江小学校(跡地)にあったようですが平成5年に、この地へ移転したとあります。高田屋の本店はこの神社の向かいにあったようです。(下記 文化・文政時代の当地区周辺図参照)

19竹尾稲荷神社

 高田屋嘉兵衛は、淡路国に生まれ、寛政4年(1792)24才で兵庫に来住、江戸通いの船に乗り込み、そして、わずか4年後には1500石積の辰悦(しんえつ)丸を建造して自ら船主になりました。

 やがて北前船での交易に従事して巨利を得、西出町に本店をかまえ、後には函館、大阪にも支店を設けました。

 嘉兵衛は、幕府御用船頭として前人未踏の地でありエトロフ島への渡航にも初めて成功し、北海航路を大発展させました。

 また、ゴローニン事件(ロシア海軍軍人ゴローニンが千島列島測量中に松前藩に捕えられた事件)をきっかけに日ロシア間に紛争が生じた際には、一身を投げ出して事件を解決させ、日本はもちろんロシアにまで有名となり英雄視されました。

 このことは、故司馬遼太郎氏の小説「菜の花の沖」で取り上げられご存知の方も多いと思います。
 この小説がNHK開局75周年記念の2000年11月にドラマ化されることが平成10年9月に地元新聞に大きくとりあげられている。
 今後地元をはじめ北前船ゆかりの各地で、偉人高田屋嘉兵衛を知ってもらおうとする動きが起きつつあるようだ。
 本拠地の兵庫のこの顕彰碑も訪れる人が増えるに違いない





兵庫県立神戸工業高等学校 情報技術科