井出晋平のつぶやき

Diary 2016. 8

8月1日 (月) なんてこったぁ

相模原市にある障害者支援施設で死傷者45人(死者19人)という前代未聞の大事件がおきたのは、奇しくも袴田さん(元死刑囚)のドキュメンタリー番組が放送された直後だった。

一方はあやふやな証拠で死刑判決を受け、48年間もの獄中生活を余儀なくされた物語。
もう一方の植松は、数多くの予兆を警察が察知できず大量殺人に至った事件だ。

社会的に強い立場にいるはずの警官や裁判官は、己たちの失態を認めようとしない。

医学会も同様で、「患者の個人情報だから」を隠れ蓑にして執拗に自分達の失態を隠滅するのは、まともな医者には大迷惑な話だ。

昨日また北の湖親方に次いで昭和の大横綱だった「千代の富士(九重親方)」が61歳という若さでこの世を去った。

すい臓ガンが原因という記事だが、術後の転移が直接の原因だという。

袴田さんのように再審という訳ではないが、医療や製薬の業界も「命を救う事業」を盾に、過去多くの医療ミスや試薬が原因で人の命が奪われているのも事実。

開示義務の法整備が待たれる。

8月25日 (木) オリンピックは五輪だがパラリンピックは？

始まる前は一体どうなる？と思っていたリオオリンピックも、終わってみれば過去最高となるメダルラッシュで、そう簡単には泣かない僕も深夜に思わず涙してしまったほどだった。

開会式で長く熱く喋っていた人も殆どの日本国民は知らないだろうし、閉会式に登場した都知事や総理も海外の人は殆ど知らないだろう。
ただ、舛添さんよりは小池さんの方が映えたと思うので日本としては良かった。

こういったスポーツの世界大会を観戦していると「あれ？この選手の国は今戦争とかで大変な時じゃないの？」と思うことがあるが、そこがスポーツの素晴らしさとも思う。

北朝鮮がミサイルを発射し、日本や韓国は迎撃ミサイルを配備している。
尖閣諸島付近へ中国の軍艦が不法侵入して来ていると、日本の自衛隊や海保は日々緊張が続いている中、王毅さんと岸田さんは(嫌そうに)握手をしている。
かかって来ないと分かると、空域や海域だけでなく領土まで占領されてしまうのが現状だということに気付かず、「そんなこたぁない！」と言う人も多いが、北方領土や竹島の実効支配は知らないのか？と疑ってしまう。

戦争は絶対に反対だが、降りかかる火の粉は払うのも当たり前で、火の粉を撒き散らす放火魔は取り抑えなければならない。