Diary 2013. 7
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7月6日 (土)  「事件」


僕が子供のころ起きた事件で有名なのが、東芝府中のボーナスを単独で持ち去った「3億円強奪事件」。

3億といえば現在でも大金だが、当時の換算でいうと7倍くらいになるだろう。

当時は銀行振り込みも無く、給与や賞与は手渡しだった。

それを運搬する自家用車を狙った3億円事件は、白バイ隊員に扮装した犯人が現金輸送車を止め、「爆弾が仕掛けられていると情報が入った、危険ですから調べる間、皆さん降りてください」と言ったのだ。

犯人が持っていた発煙筒を車の下に転がせて発火、煙が出るの見て「危険です、もっと下がって」と、乗車する全員が離れたところで、犯人が運転して逃げ去ってしまった。

その鮮やかな手口に一滴の血も流さず、まんまとしてやられたのだ。

そのほか、学校で習った五一五事件に二二六事件や、浅間山荘の赤軍派人質立てこもり事件、淀号ハイジャック、大韓航空爆破、日航機墜落など大きな事件があった。

三島由紀夫の立てこもり割腹自殺や安保闘争なども大事件として記憶に残っている。

最近ではオウムの地下鉄サリン事件がある。

そこで様々な、「事件」と呼ばれるが僕の記憶に無い事件を探してみた。

皆さんはどれだけ知ってらっしゃるだろうか?

「名古屋事件」1884年
「大阪事件」1885年
「柳条湖事件」1931年
「四・一六事件」1929年
「阿波丸事件」1945年
「花岡事件」1945年
「二・二八事件」1947年
「横浜事件」1942年
「三鷹事件」1949年
「朴烈事件」1923年
「関東大震災朝鮮人虐殺事件」1923年

勿論もっともっと大きな事件は近年でもありますが。
ご参考までに・・・。


7月26日 (金)  財政破綻の危機


ミシガン州デトロイト市が今月破綻した報道が流れた。

デトロイトといえばカナダと接する自動車産業の都市で、フォード、クライスラー、GMなどトップメーカーが並んでいた。

120万人いた人工も、自動車メーカーが撤退してから減り続け、今や70万人。

勿論この先はミシガン州も救いの手を差し伸べるだろうし、新しい行政が生まれ1兆8千億円の負債を返済しつつも、ある程度の復活は遂げるだろう。

日本では北海道の夕張市の380億円負債での破綻が有名だが、太田房江知事の頃の大阪府と、平松市長当時の大阪市が破綻寸前だった。

府と市で10兆円に届きそうな負債を抱えていた大阪を再建に導いたのが、当時3億円のギャラを捨てて行政に飛び込んだ橋下徹(現大阪市長、日本維新の会代表)だった。

奇しくも今は関西人嫌いの日本国民にバッシングされているが、橋下徹の上っ面だけしか知らない田舎者と言える行動なので、橋下徹の偉業は後に分かるだろう。

もし、橋下徹が飛び込まずに大阪が破綻していたら、デトロイトどころの騒ぎではない。

古都を自慢する奈良や京都も含め、近畿一円が何らかの影響を受けていたはずだ。

まだ大阪再建は始まったばかりで、負債の解消はずっと先のことだが、忘れては困る。

デトロイトでも夕張でも大阪でも、結局は企業の税収が投影され、当時の行政マンの「不出来、不始末」が呼んだ災いなのだから、儲けた企業と役人、それに甘えた市民の責任なのだ。

兵庫県の場合まだ真実の負債額は公表されないが、今回までの県知事に投票してきた者と、それを阻止できなかった県民に原因はある。

大切なのは、その都市の産業にある。

さあ、次は神戸市長選だ。


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