3月1日 (月) 宣言解除で憂う人々
少し前倒しで宣言解除された今日、悲しいかな巷でも既に第4波を気にしながら生きる人がいる。 僕が思うには、元からちゃんと個人に感染対策が出来ていれば非常事態など出さなくても良かったと思うが、悲しいかな今も昔も人間はあまり進歩していない部分が多いのだろうという結果に。
衣食住も進歩したと言うが、価格破壊を起こしたり、昨今のIT事業やスマホの利用価格を思えば、儲けすぎというのも否めない。
衣類や電化製品は丈夫なものからペラッペラの安物に変わり、物を大事になどというのは何処吹く風といった感じだ。
言うは易し…という言葉通り、テレビのコメンテータやSNSで至極まともなコメント(御託)を並べているが、いざ自分はとなるとそうでもない者があまりに多い。
飲食店に出される1日6万円の協力金にしても妬みばかりで、その前後の苦労はそっち退けだ。 確かにもう潰れそうなお店や雰囲気だけのお店もあるが、切磋琢磨して来たプロの料理人(あまり儲けすぎない)の腕がこれで無くなってしまうのではと危惧する。
そのプロという言葉だけうたい文句でやってる店や、それ程でもないものを良さげに魅せて売る店はさっさと閉めて欲しいものだが、建前はグルメな人ほど能書きを並べ味に詳しくないことが多い。
これは今に始まった事ではなく、大昔から人間はそのような流れで生きているが故に自分の五感を磨かず、他力本願の有頂天さが抜けないのだろう。
さてさてこれから神様はどんな運命を描いてらっしゃるのか? 自分ではそれが一番の楽しみになっている。
嗚呼、チャップリンの名言が響いてくる。
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3月13日 (土) 男女の非平等と不平等
昨夜、地上波で流れた映画「Fukushima50」ノーカット版を録画して観ることができた。 深夜だったので鑑賞中に激しい稲光と雷鳴がずーっと轟いていたので、当時の緊迫した雰囲気を更に盛り上げられたとも思う。
原作の門田さん曰く、映画は自分の取材本が忠実に再現されていたと言うのを信じて、真実に基づく作品として観た。
もちろん当時の映像ではなく、演出も施された映画なので、迫真の演技やセットに内容の細部はさて置かなければならないが、今回のコロナ同様に世界中が注目する出来事だっただけに、その凄まじさは伝わった。
僕からすれば今までの答え合わせのような内容で、(そうっだのか、こんなことだったのか)と当時の現場を想像しながら観ていたので、各所で涙を誘うカットシーンが胸に来た。
作品に対する論評も様々で、「あんな筈はない」(元東電の社員)とか「美談にし過ぎている」(自称映画評論家)などという意見もあったが、作り物と捉えずに、飽く迄も出来事を追う姿勢がこういった作品には必要なのだと思う。
原発の作業現場に殆ど女性は登場しなかったが、支えとなった家族や仲間、市民を守るという強い信念が伝わる事実だったのだと感じとれる映画だった。
尚この作品は映画館でなく、テレビモニタで観た方がよいのでは?とも思う。
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