3月13日 (土)  男女の非平等と不平等

 昨夜、地上波で流れた映画「Fukushima50」ノーカット版を録画して観ることができた。
 深夜だったので鑑賞中に激しい稲光と雷鳴がずーっと轟いていたので、当時の緊迫した雰囲気を更に盛り上げられたとも思う。

 原作の門田さん曰く、映画は自分の取材本が忠実に再現されていたと言うのを信じて、真実に基づく作品として観た。

 もちろん当時の映像ではなく、演出も施された映画なので、迫真の演技やセットに内容の細部はさて置かなければならないが、今回のコロナ同様に世界中が注目する出来事だっただけに、その凄まじさは伝わった。

 僕からすれば今までの答え合わせのような内容で、(そうっだのか、こんなことだったのか)と当時の現場を想像しながら観ていたので、各所で涙を誘うカットシーンが胸に来た。

 作品に対する論評も様々で、「あんな筈はない」(元東電の社員)とか「美談にし過ぎている」(自称映画評論家)などという意見もあったが、作り物と捉えずに、飽く迄も出来事を追う姿勢がこういった作品には必要なのだと思う。

 原発の作業現場に殆ど女性は登場しなかったが、支えとなった家族や仲間、市民を守るという強い信念が伝わる事実だったのだと感じとれる映画だった。

 尚この作品は映画館でなく、テレビモニタで観た方がよいのでは?とも思う。

20210313-1.jpg