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8月1日 (月) 墓無い人生はやっぱり虚しい!
お墓の種類を書いてみました ■墓石の形 墓石の形には、一般和型、洋型、五輪塔、宝塔、宝篋印塔(ほうきょういんとう)、無縫塔、層塔、神道型などがあります。 ■一般和型 位牌を模した形からできあがってきたものです。江戸時代中期以降に形づくられました。 構成は、竿石(仏石、石碑など)、上台、下台の二重台型が一般的です。 竿石には様々な加工様式があります。 スリン加工 仏石に座布団を敷いたような形です。 蓮華加工 蓮の花を擬したもの。 亀腹加工 亀甲を模した形で、仏教絵図に見られる縁起の動物である亀の背に仏石を祀る形です。 額縁加工 位牌に擬した形で、仏石の正面に額縁の輪郭の加工を施しています。 中箱加工 仏石頭に施す箱形の加工です。特に由来はありません。 猫足加工 石の花台とし、上に仏石を祀ります。 大名型加工 石の屋根型笠を仏石の上に置きます。一般的には額縁加工と共に加工されます。 水垂加工 水切り加工とも言い、上台に加工を施して、仏石の水切り状態を保ちます。 ●仏教系宗派ならいずれも可です。 ●仏石正面の彫刻文字は、一般的には「・・・家之墓」、またはその他宗派別のお題目が中心となります。 ■芝台(四石) 墓石全体の偉容を高めます。 また、納骨棺(カロート)の保護、香炉・花立ての置き台となります。 *本来は一枚石ですが、コスト的に四本の石組みで施工されたものが多くあります。 ■洋型 戦後一般的になった形です。仏式神式などの宗教にとらわれない碑としての形です。オルガン型墓石とも呼ばれます。外人墓地にある芝墓地にある一般的な墓石が模倣されています。 ■五輪塔 五輪塔は平安時代後期より建立され、鎌倉時代に一般的になりました。 密教において、空・風・火・水・地は物質を構成する5つの要素であり、「五大」と言い、「五智輪」、「五輪」とも言います。 密教では、あらゆる存在を生じる力を植物の種子に例えます。「五大」は絶対宇宙のすべての種子を表し、人間人体の種子においても「五大」、「五智輪」、「五輪」で表します。 本来、「五大」の正順は、地・水・火・風・空ですが、輪円、廻転され、五輪塔では上より、空・風・火・水・地の順で構成されます。 「輪」とは、一切の功徳を具足円満にしている意味をなします。 「五輪」は法界身に、「身」は「五輪法界塔」に・・・ そして一般に用いられる「五輪法界塔」は、法界塔の標識であり「五輪塔」そのままが法身界となります。 五大 音 梵字 形 色 空 キャ 団形 黄 風 カ 半月 白 火 ラ 三角 赤 水 バ 円形 青 地 ア 方形 黒
*キャ・カ・ラ・バ・アの五字は法界の真言。 *五大は法界の本尊 *梵字は仏界との交信に用いるもの ●五大を形として表した楕円形、半月、三角、円形、方形を墓石の形として表したもの。 ●「古代型」「鎌倉型」を中心とした類型で製作される。 ●「鎌倉型」の典型見本は神奈川県鎌倉極楽寺に「忍性」の墓石があり、毎年一回公開されています。 ●各部に梵字を彫刻し、方形部分に「・・・家之墓」等の彫刻を行う。 ●付帯加工は、方形部分を受ける「 」「亀腹」が適当。 ■宝塔 平安時代以降に建立されるようになりました。形式は、相輪(九輪)・笠・丸形塔身で構成されています。 ■宝篋印塔(ほうきょういんとう) 本来は、善をたたえ悪をさえぎるという「陀羅尼経」をおさめた塔でした。 ■無縫塔(卵塔) 台座の上に卵形の塔身を建てたものです。おもに僧侶墓として建てられます。 ■層塔 本来は仏舎利を納めた塔(ストゥーパ)である卒塔婆を模した形です。五重、三重、十三重などの形式に相輪(九輪)を乗せた形式です。 上記の墓より古くからある形式です。
●相輪(九輪)とは、方形の露盤、半球状の伏鉢、蓮華の受花と九つの輪とからなるストゥーパの屋頂に乗せたものです。
■神道型 特別に定められた形はありません。一般的な形としては「天の叢雲の剣(あめのむらくものつるぎ)」を模したと言われる四面錐体型があります。「 ●「天の叢雲の剣」は、三種の神器の一つで、名古屋の熱田神宮の御神体です。 ※文字ばかりで解り辛かったですね〔Y新聞記者〕
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2005/8 |
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