Diary 2014. 2
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2月2日 (日)  オリンピック


高校野球の甲子園大会は毎年2大会開催されている。

毎日新聞がメインの春の選抜大会と、朝日新聞がメインの夏の大会だ。

僕たちが思う「甲子園大会」とは夏の大会で、全国各地からトーナメントで勝ち上がってきた、47都道府県の代表チームの戦いだ。

地方予選から、一度負けたらおしまいの夏の大会に比べ、春の選抜は、地方戦で負けても選ばれたり、21世紀枠という特別な選出で甲子園に行ける大会となっている。

夏の大会は朝日放送とNHKが完全中継しているのに、春の選抜はというと、毎日放送が終盤戦しか放送しないという、全国的にも少し「熱が入らない」といった感じだ。

各新聞社の「衰え」も、そんな結果に見え隠れしているのではないか。

同じくという意味ではないが、オリンピックも冬期と夏期で比べると、やはり夏のオリンピックがメインのスポーツイベントで、冬のオリンピックは、やや小規模に思える。

勿論、フィギュアスケートやスキージャンプのように、その時の大会で日本人が優位な競技によっては、夏期を上回る注目度や熱が入る種目はある。

今回の「ソチ冬季オリンピック」を目前にしても分かるように、雪や氷を必要とするだけに、地球上では北半球のしかも北部に限られたスポーツの祭典が、冬季オリンピックなのだろう。

冬季オリンピックはお金のかかるスポーツが多い故に、富裕層が有利なことが多いのも事実で、全人類にとってのオリンピックとは言えないだろう。

しかも今回のソチは、プーチン大統領が自己満足の為に行っているとロシア国民に思われたり、アルカイーダのテロの標的になる可能性があるなど、出場する選手にとって辛い情報が流れている。

国際スポーツの祭典を、政治利用してはいけないとは言うものの、都知事選では「2020年の東京オリンピックの成功を」と、立候補者が叫びながら選挙運動を行っている。

ソチ冬期オリンピックへは、各国の首脳が殆ど現地応援には行かないなど、政治や国家間の問題が抜けきれないのも事実で、「オリンピック」も「高校野球」も、大なり小なり「名誉や金儲けの道具」という臭いは払拭できないのだ。


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