Diary 2012. 11
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11月1日 (木)  「神戸の残り香」

モノトーンに切り取られた成田一徹さんの切り絵「神戸の残り香」は、
神戸新聞夕刊の一面に月2回の連載で数年前に始まった。

成田一徹さんといえば各地のバーを廻って、その店の特徴を見事にとらえた切り絵作品集「The Bar」が有名だ。

その成田一徹さんの訃報を知ったのは先月に入ってすぐの頃だった。

「成田さん、神戸の残り香で紹介して貰いたい人がいるのですが」
成田さんの人柄と作品に相感ずる僕は、知らず知らずの間に題材を探すようになった。

神戸の残り香に見合うものがそんなにあるわけではない。

それが人物の場合は、相応の年齢に達することも必要だし、
その人物を切り絵にするタイミングもまた難しいものだと、成田一徹さんは言っていた。


「何でも10年続ければ何とか成りますよ」

これは出逢った頃の成田さんに言われた言葉だ。




画像は、次回成田さんに紹介する予定だった神戸の革職人で、大伸産業代表の寺前(てらさき)さん

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11月26日 (月)  素晴らしきは酒心なり

昨日、「灘の地酒で街を元気にプロジェクト」の一環として、第一回目の「KOBE★灘の地酒ゼミ」が吉田会館(JR住吉)で開催された。

「灘の地酒を学ぶ、考える」がテーマのプログラムで、
浜福鶴(つる)銘醸(株)の蔵人、宮脇米治さん。(株)泉酒造(仙介)の取締役、泉藍さん。経営学の博士、加護野忠男さんら3名による講演とパネルディスカッションの内容の濃さには、僕の痛点を大いに擽られる趣向があった。

フランス料理店からの仕出しを堪能し、五蔵の清酒を鱈腹呑めるといった交流会も、旨い酒と魚で綴られ大いに盛り上がった。

主催した実行委員長の佐野光信さんは、「灘の地酒を味わう、楽しむテーマの(KOBE★灘の地酒バル)も同時に開催を続けて行いたい、手作りだからこそ出来る思考がある」と、街や酒蔵を元気付けるこのプロジェクトを語った。

(2000円の会費にも大満足でした)


画像は愉快に話される加護野忠男さん(甲南大特別客員教授、神戸スイーツ学会理事長)と、他のお二人。

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