Diary 2013. 9
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9月8日 (日)  富士通テン

神戸の顔がまたひとつ消えた。

しかし、神戸発の新型レストランとして、この秋に神戸市西区伊川谷で「みぞれ屋1901」という店がオープンする。

伊川谷といえば、西神と同様に神戸最西端の郊外型住宅地で、周辺の飲食店には有名なチェーン店が顔を連ねている。

そんなん中、「懐かしいもの新しく」というコンセプトを持つレストラン「みぞれ屋1901」は、どこか昭和の良き時代を思い出させてくれるといった感じだ。

(自分が携わっているので、宣伝はここまで)

「富士通テン」といえば、トヨタやマツダのカーオーディオを作っている会社で、神戸に本社がある。

沿革はネットで調べて頂くと分かるが、「神戸テン」から富士通に吸収され「富士通テン」となった。

その富士通テンに、僕の知人が退職まで35年間勤めていた。

その後も、知人の紹介が縁で牛肉を少々卸させてもらっていたこともある。

その工場で働く従業員の数は、多いときで3000人の規模を誇り、同じく兵庫で三菱重工業と並ぶ企業だった。

時代が変わり経済が低迷する中、富士通テンも昨年に神戸から姿を消すこととなった。

非常に寂しい話だが、神戸の富士通テンで働く数千人は、分散され各地に移転を余儀なくされてしまった。

僕もマツダのファミリアからトヨタのスプリンタートレノに乗り換えるとき、カーオーディオを移すのに大いに富士通テンの知人にお世話になったことを思い出す。

また今度富士通テンの経緯をじっくりと関係者たちから取材したい。


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