8月3日 (火) 五輪での格差…
「オリンピックは参加することに意義がある」と、我々は子供からそう教えられたものだ。
大人になってから、それは入賞できなかった選手への慰めや出場国を増やすための戦略じゃないのかとも考えたことはあるが、いや、そうではないと自分に言い聞かせてきた。
ところがどっこい現在の五輪を見る限り、IOCも国も選手も金金金になってしまってることが判ってしまい、とても残念に思う。
もちろん開催するのに必要最小限のお金と選手たちの純粋さはあるだろうと思うが、昨今のロシアや中国などの国ぐるみでのドーピングや不正が発覚し、今回のバッハ会長らを見ていると選手を使ったお金儲けと政治利用は否めない。
一方の選手たちやどの競技団体も、五輪出場をきっかけに未来の収入を得ようとしているのが手に取るように判るが、その種目と人気の差で雲泥の差が出るのが五輪格差と言える。
普通の人なら亡命など手助けして貰えないだろうが、ベラルーシやミャンマーの選手のようにオリンピックを機に施して貰えるのが特別扱いだと思う。
彼のジョニーワイズミューラーのように、五輪に出てメダリストになってターザンの役を貰い億万長者に成ったのはいいが、後の豪遊でみるみる金がなくなり消えて行ってしまう者もいる。
オリンピック出場の代償は純粋にスポーツと考えた場合、その出場国の水準で一律に充てることも、これからは必要になってくるのではないだろうか?
今回異例だが、バッハ会長やIOCが時期開催都市を2ヵ国先まで同時に決めたことも、その都合だと言えるのではないか。
やっぱり腑に落ちない、疑念が残る。
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