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最後に 製作のまとめ
兵庫県立神戸工業高等学校
情報技術科
県立神戸工業高校(定時制)情報技術科の最終学年では「課題研究」という授業があります。
この授業は、生徒たちが本校で働きながら学んだ専門の情報技術の知識をもとに、いくつかの作品を製作しています。
従来は、ハードウエア製作が中心だったのですが、ソフトウエアやインターネットに関連したテーマの希望も多くなってきています
今回は、本校では初の試みとして、HTMLを用いた表現をテーマにしました。(旧来からVBなどは扱っていました)
しかし、技術的な内容よりコンテンツの情報発信という難しさがあり、テーマ選定に苦労していました。
そうしているうち、マイタウンマップコンテストを知り、地元の和田岬の町をもっと深く知ってもらおうとこの兵庫津の道を取り扱うことにしたのです
兵庫津の道については震災前、区役所より小冊子(白黒写真入り)が発行されていたのですが、これをデジタルコンテンツにし、さらに実際に取材をすることにより、高校生の視点で作ろうということにしました
兵庫区役所(まちづくり推進課)へのお願いや、総合的なとりまとめは西川が行いましたが、取材活動については多くの生徒諸君にお願いしました.
そうしているうち、NHKが高田屋嘉兵衛が大河ドラマで取り上げられることが報じられ、生徒の要望より再度取材をしやっとの思いで完成させました。
以下は、製作に参加した生徒諸君の感想です
■ 学校の近くは大企業の工場が多く新しくできた工業地帯と思っていた。
■ 小説の主人公に使われる人物なので,ゆかりの場所も期待して訪れた。しかし行ってみると自分たちの通学路であり、毎日バスで通ってるのに今まで気がつかなかった所であった。歴史があるといえ工業地帯であり京都の神社のような感じで訪れるといけない。
■ 生活の場所に歴史があるという感じである。
大震災の後遺症は深刻で、神社などは復興の遅れが目立つ。近代化も進み、騒音もあり歴史を直接感じない。
■ 働きながら学んだ中でも特に面白い取り組みだった。学校の休みにも取材に行ったのも良い思い出だ。
(まとめ 指導教員 教諭 西川敏弘)
2006年版改訂にあたり
当初このWEBを計画したのは、阪神大震災の爪痕が色濃く残る時期でした。
年月の経過により、震災復興、神戸市営地下鉄海岸線の開通などの変化、
さらにはインターネット環境の変化により 当初FD1枚(1.4MB)に収まる
もの(地元学校等にも配布した関係による)として、画像も小さいもので作成したことなどが、時代に会わなくなりました。
一方、このWEBページは神戸市役所の方々をはじめとして地域の方々にも
親しまれ、カウンタを設置した2000年以降だけでも延べ10万人以上(2006年10月時点)の方にみていただくことができました。
参考・関連記事・・このコンテンツが神戸市の広報紙でも紹介されました
過去(20世紀末)に撮影した写真と、今回2006年改訂の写真とを比較できるようにし
変わる町並みと変わらぬ街角の文化遺産の状況を見ていただけるように工夫しました。
このコンテンツは、学校が作る地域の紹介として、いち早く取り組んだこともあり、神戸市内はもとより広く全国の小中学校等の先生方からも反響がありました。
これらの取り組みを今後も生かせるようにしたいと考えております。どうぞ「これからもよろしくお願いいたします。
平成18年10月26日
兵庫県立神戸工業高等学校情報技術科
「兵庫津の道」WEBプロジェクトチーム
指導教員 教諭 西川敏弘
このコンテンツが神戸市の広報紙でも紹介されました
神戸市市民参画推進局「協働と参画のプラットホーム通信」第7号
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