Diary 2022. 4
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4月25日 (月)  人為的災難

 この呟きを始めた当初から、「人が亡くなるのに特別な理由などない」と僕は書いている。

 それは自分の大切な人たちに思いもよらず先立たれたとき、僕はずっと理由なんか見つからないと思ったからが、原因はそれぞれ見つかる。

 今も続くロシアのウクライナへ対する実効支配では多くの人の運命が閉ざされ変えられている中、日本でも知床の遊覧船が海難事故に遭い、多くの被害者が出てしまっている。

 「あの人たちが何で死ななきゃいけないの?」と多くの人々が思っただろう。

 コロナ禍で業績が落ち込んだ遊覧船業者にとって、お客のコロナ禍で閉じ込められた生活から解放されたい一心とが合わさり、忠告されているにも関わらず「この程度の波なら行けるだろう」と会社と任された船長が決行してしまった事も大きな事故の要因となった。

 自分も過去に小型船舶の教員をしたことがあるが、操船や海のルールは分かっても、本当に気を付けなければならないのは自然を相手にしているということに尽きると思っている。

 熟練の技術と知識を持ってしても山や海での事故や遭難は後を絶たない。

 人々を喜ばそう、幸せにしよという気持ちが生んでしまった悲劇だと思う。

 今年もGW間近、レジャーに出掛ける人も多いだろうが、呉々も人為的災難に見舞われず楽しんで欲しいと願う。


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