1月30日 (木)  過去最大の始まりか?

 中国武漢で起きている新型コロナウィルス騒動は、インフルエンザの猛威真っ最中にも関わらず、連日連夜の報道となっている。

 そんな中、中国人観光客や中国へ帰郷していた人に日本で尋ねると「あ、大丈夫大丈夫」と一蹴されてることが殆どで、母国の騒動に我関せずといったところだ。

 しかし日本人や日本企業はそうではなく、チャーター便以前に武漢から帰国した日本人は、勤める会社から検査と待機を命じられ、その人に会った従業員全てに同様の特命が出ているほど深刻化しているのだ。

 日本全国の中国人観光客を相手にする施設では、代表者は収入が減るからという弁もあったが、担当する当事者の従事者たちは「接客なんてとんでもないことだ」と憤っている。

 そりゃそうだろう。ある旅館の従業員は、経営者に手袋やマスクの着用を申し出るが「旅館はサービス業なんだからおもてなしの体裁があるからダメだ」と言われ、いきなり保健所へ駆け込んだ。
 その翌日に経営者の言葉は撤回されたという。

 こういったことから過去のコレラや赤痢、スペイン風邪まで巷の会話に出てきている。
 
 おかげで街の店舗に溢れていたマスクは「お一人様一つずつでお願いします」ということに…
 
 ただ、これが日本の良いところだとも思うが、何度でも回って買い漁る客を見ていると、嗚呼とため息が漏れてしまう。

 いつの世も、こういう騒動は「前代未聞」の始まりになり得るから
怖いところだと思う。