12月2日 (月)  市場が忙しくなる

毎日の平均で30,000人は訪れていた神戸新鮮市場(兵庫区東山町〜荒田町)。

年末の3日間などは30万人を越える買い物客でごった返し、市場の周辺は車が動けない状態もしばしばあったが、阪神大震災の後はその半分以下に落ち込んだままだ。

少しずつ閉店舗もあり「シャッター通り」とまでは行かないものの、空き店舗や貸し店舗の札が貼られているのが寂しさを物語っている。

ただ、「神戸の台所」というニックネームは健在で、やはり年末の買い出し客予約客は多い。

僕の若い頃は「さあ戦争だ」と言わんばかりに12月に入ると各店が鼓舞しながら仕入れや段取りに追われる日が続いて、年末の4日間ほどは不眠不休で頑張ったものだ。

スマホやパソコンの普及で便利になり紙伝票も減っているが、僕は殆ど手書き伝票で過ごしている(少ないから?)。

身体や頭の動きも少々衰えてきた我々には楽で助かるのだが、一家を支え従業員を食わせて行くという若い経営者にとってはそうも言ってられず、着々と次への展開に勤しんでいる。

これから老いていく我々も一生懸命にサポートをして行きたい。