9月13日 (水)  何度も言う!

スーパー「でりぃしゃす」のO-157問題で、炒め物を購入した家の女児3歳が食中毒で亡くなった。

原因がポテトサラダにあると思われたが、真の原因はそれだけではなかったのだろう。

見かけ衛生的に思える手袋の着用などが以前から間違いだと僕は指摘している。

加熱調理をしても手袋などからトレーに裏などに菌が付着し、洗わぬ包丁のハンドルやボウルの内側外側にまで菌は廻る。

一旦持ち込まれた見えない菌は、作業する人の手を介してあちらこちらへ飛び回るので、作業員や指導者がよほど気をつけない限り同じ事故は起きる。

傷があれば仕方ないが、手袋などはせずに手を何度も流し洗うことを徹底し、持ち込まれた食材を入れたケースや箱、袋はぜったいに作業台へ乗せないこと。

人の手はある意味優れたセンサーであり、清潔にすれば手袋などよりずっと衛生的だ。

それらが出来ない者は何人たりとも食品に従事させてはいけない。

センターキッチンなどで大量に作って各店舗へ移動させるのも危険が多く含まれるので、やってはいけないことの一つと思う。

一度膨大な量に増えさせた菌は、少々の加熱処理では消えないのだから。

食肉をメインにする僕の作業行程で、手やトレー、包丁、タオルなどを流水で洗い流す作業は必要不可欠というより、やり過ぎではないかと思われるぐらい行っている。