12月1日 (金)  角界事件簿

30年ほど前までは相撲を観によく祖父が連れて行ってくれた。

最後に相撲に行ったのは阪神震災前のワールド記念ホール神戸巡業場所で、土俵を簡易的に作る作業から見せてもらった。

当時はヤクザも勿論絡んでいたし、その頃から当たり前のように力士同士の星の貸し借りが行われいたが、ここ一番は八百長は無いと信じていたものだ。

しかし今回の日馬富士の暴行事件は特別なもので、モンゴル力士軍団対貴乃花部屋といった構図も伺えるほど奥が深く神妙だ。

記者会見で日馬富士は貴の岩に対して全く悪いことをしたとは思っていないのはすぐわかった。

日馬富士は白鵬らを完全に守って、本国へ帰ったとき英雄扱いされたい気持ちがにじみ出ていた。

貴乃花が憎いのは今回のモンゴル力士が「巡業へ行かない」と声を揃えたことでマジマジとわかる。