4月15日 (金)  被災の法則

熊本県を中心に起きた大地震は、またもや全く予知が出来なかった。

我々はすぐにマグニチュードや震度、被災者数で規模を比べてしまうが、今回はその広さに驚いた。

もちろん被災は少ないほど良い。
物も大事だが先ずは人である。

規模が小さければ周囲の助かった者が救いの手を差し伸べることが出来やすいからだ。

自衛隊もボランティアも医療も数に限りがあるので、場所や時刻でも大きな差が出る。

被災報道を見た者が「次は自分たちのところか?」と不安になる。

神戸に住む我々も災害報道がある度に、自分たちの被災時を通して関東大震災ぐらいまで遡って考えてしまう。

「もっと準備をしておけば良かった」と思う。

火事場泥棒のような奴も人の不幸を機に儲けを狙う奴も出てくる。

避難所や至る所でストレスでの揉め事が起きる。

誰かの責任を問おうとする。

そして次の被災を想像してしまう。