12月12日 (金)  2014年の今年の漢字


毎年恒例になった「今年の漢字」が今日書かれた。

住職の選んだ一文字は「税」だった。

確かに17年ぶりに消費税が8%に上がってからは、円安や株価の高騰が加速したり、物価上昇の影響もあって「何でも高くなった」と、国民が感じるようになった。

震災のため、高齢化に伴う社会保障のためと、税収を上げるのに仕方なく消費税率をあげたのだが、一般の多くは財布の中身が潤っていない。

そんな中、自民党の麻生財務大臣は、「2年前より必ずみんな儲かってる。上がってない企業は経営者の腕か運が悪いんだ」と演説した。

業績が良くなったということは、事業税や法人税、更には社員の所得税も上がり、国の税収も上がっているということだ。

そこから上がった消費税分を差し引いて2年前と比べたら分かるが、弱肉強食であれ何であれ、政府は税収が増えればいいのだ。

消費税は10%になっても、価格表示が外税のままでは、値上がりと支払い時に消費税の上乗せとではダブルパンチで「高くなった」と思いがちだ。

消費税を上乗せで買い物するには、もう少し慣れるまで時間がかかるだろう。

700億円が消えるという衆議院の総選挙が、安倍総理の考えで2年も前倒しで実行される今、「消費税の撤廃」を唱える共産党議員を増やしてみるのも良いかも知れない。