1月17日 (金)  和食文化

先頃、日本料理いわゆる「和食」が、食の文化遺産として一部の世界に登録された。

寿司など世界各国で和食が流行し、アメリカやフランスでも「日本酒」を取り入れるレストラン(シェフ)も増え続けている。

どこの国も人間の心理として、ただ単に「飽きた」からとか、「珍しい」「変わった」というような発想から、新しい飲食文化が好まれ育つのだろう。

今では日本でも当たり前となったが、ラーメンに餃子、ハンバーグにコロッケ、パスタにパン、ビールに珈琲などは、海外から輸入されたもの。

それらも日本人の手にかかると、たちまち美味しくなり食べやすく加工され、世界へ輸出しているのが事実だ。


今日といえば、阪神淡路大震災から19年の日だが、さすがに19年ともなると、少しずつ失せる記憶と鮮明に残った衝撃が、僕の頭の中でも交錯してきた。

ただ、食べ物で震災当時に大活躍したのが「おにぎり」だったのは覚えている。

水も火も少ないので、効率よく均等分配出来たおにぎりが便利だった。

翌日には外側がカチカチに硬くなるのだが、何かでくるむと保ったのだ。

(自分が震災記念日に、こうやってゆっくり出来るのも、月日が経ったことを物語っている)

その役立った「おにぎり」は和食だが、各国でも箸やスプーンで物を食べるより手で食べる物が多くある。

おにぎりは、他の手掴みで食べれる物(カレーやパン、饅頭)より優れていると思うのだが、おにぎりを示す物に、もう一つ「おむすび」というのがあるが、これは列記とした使い分けがある。

おむすびは「御結び」と書き、ご神体である山を象った「三角」の物だけを指しているので、俵型や楕円形は「おむすび」とは言わないのだ。