4月1日 (月)  神戸市長選2013

人は「個人差」というカテゴリーで分けられることが多い。

「天は人に上下を創らない」というのは福沢諭吉の言葉だが、現実は上下ばかりを気にして生きる者の方が多いようだ。
(その福沢諭吉の言葉を「そうはならないで」という意味で教育に用いているのだろう)

それに、人の上下の差とは何なんだ?と考えてみたら、別に左右の差でもいいだろうし、前後の差でもいい。
とにかく「差」というものに人は敏感だ。

人の差とは、優劣や序列を気にする者が持つ「単なる尺度」と考えた方がいいだろう。

生まれつきの背の高さや顔を気にすることもあるが、医学的な施術をしない限り、本人ではどうにもならないことで悩んだりするのは見ていて辛いものがある。

「コンプレックスを持つな」とか「それをバネにして生きて行け」と言われるが、持っている者が感じてしまうのだから、どうしようもない。
(隣の芝生ばかり見て青く思っているよりはマシだろう)


さて、昨日は大丸神戸店前で、神戸市長選に立候補を唱える「樫野たかひと」さんの演説を道々聞いていた。

市長選は今秋だが、どの候補者よりも早くも名乗りを挙げたことは我々神戸人にとっては気持ちのいいことに違いなかった。

過去様々な候補者の演説を聞いたが、一言一句は今までの誰よりも一般人の目線と感覚に近いと感じた。

前回の市長選で僅差に詰め寄った矢田市長は既にさっさと引退の意を表明しているだけに、次に繰り出してくる副市長と、候補者を立てる宣言をしている共産党の三つ巴戦になるのか、県知事選に候補者を擁立する構えの日本維新の会と混戦になるのか?

みんなの党らが後押しに廻っている分、樫野氏を維新の会が後ろ盾することもある。

今年こそは神戸も民間人から市長が誕生するのか?

とにかく目が離せない。

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