2月4日 (土)  北国の豪雪


「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」という有名なフレーズもあるが、今回はトンネルの中も雪で埋まってしまいそうな各地の大雪被害だ。

「しんしん」と雪が降り積もる程度は慣れているが、数十年振りの降雪量となると、さすがに雪国育ちの者もギブアップだ。

僕も青春期に札幌で数年(冬場のみ)過ごした経験があるが、冬の一日は「雪かき」から始まる。

しかも除雪車が通った後にしか玄関の雪かきは出来ず、除雪が来ない場合は殆ど家に籠もりっきりで、食べ物と灯油のストックが無ければ災難につながってしまう。

札幌の中央部はまだ良い方だが、ちょっと郊外へ出かけると、人も車も通れないくらい雪が降り積もっている。

雪国の暮らしは舐めちゃやっていけない。

雪の降らない田舎よりも雪国の田舎の方が過疎化が進んで当然だなと思う。

雪国に産まれ育った者たちはその地に親しみもあり勝手も分かるだろうが、余所から雪国へ引っ越したり嫁ぐというのはかなり覚悟のいることだから、雪国の人口はそう簡単には増えないだろう。

竹島や北方領土を占領され、尖閣諸島に人が行かない今の日本は、都会に集中した考えを持つ者が多すぎた弊害なのかも知れない。