4月22日 (金)  東京電力が補償すると言っても・・

福島県の原発周辺に住む人たちは本当に優しいと思う。

原発周辺20キロ内へ入る道という道で検問が行われ、その地域の住民たちは今日から急に自分の家へ戻れないという事態になった。

関西ならおそらく暴動になるだろう。

東電の社長が謝罪と補償金の一時仮払い(仮払いとはおかしい、先払いだろう)の申し入れのため福島県知事に会いに行ったが、駆け引きなのか腹がたっているのか、知事の顔色は曇ったままだった。

こう言ってはなんだが、原子力発電所を作ることに日本全国で反対派の運動があるため、どこでも原発をおいそれとは建設出来ないのが現状で、周辺の自治体や住民は電力会社から近隣対策費という金にモノを言わされて泣き泣き見逃している。

それを他地区の者は「原発バブル」とも呼んでいるが、その原発バブルのお金がまた手に入りそうだからおとなしくし見逃しているのだろうか。

それなら少しは納得出来るが、そうなると、その範囲外にまで放射能の影響が現れ出したとたんに、少しは原発で潤った以上、加害者の一派になってしまうのではないのか?

いや、元々ほとんどの国民は何らかの形で原発によって送られてきた電気を使って暮らしているのだから同罪かも知れない。

今度は日本の原発事故で、他国の生活に影響を及ぼす危険もあるため、万が一そうなった場合に日本国民は被害を与えた国々へ謝罪をして回らないといけなくなる。

それだけは何としても避けたいところだ。