12月16日 (金)  恋愛マスター


数年前のアメリカのテレビドラマ「フリンジ」を知人から借りて今見ていたら

死んだばかりの人の脳と自分の脳をつなぎ、「死人が最後に見た映像を読み取る」というのをやっていた。

何でもその影響で、死んだ自分の恋人も出て来るという設定だが、そこに居ない人が自分の脳に浮かぶことは普通にあることだ。

それが愛するものなら、もっと当然のように出て来るものだ。

別れた恋人や家族などに似た人を街で見かけると、本当にその人に思えることもよくある。

前にも書いたが、彼女にふられたのが原因で、「ぼーっと遠くを見ている」といった、「ふぬけ状態」が何年も続いている男性を見たことがある。

JR福知山線の脱線事故で、一緒に住んでいた彼を失い、忘れられずその1年半後に後追い自殺をした女性のニュースもあった。
(その他さまざまな要因はあったが)

その「見える」という現象は、全て現実に起きるのではなく、人間の脳内で起こっているだけだが、当人には本当に見えているのだろう。

出来ることなら、幸せだった光景だけを思い出すのが一番良いのだが、なかなかそう上手くは行かないのが可哀想だなと思う。