11月15日 (火)  食欲の秋

そこで、食物屋さんの原価率を考えてみた・・・

TPP問題の報道は毎日されているが、国会の答弁を聞いていても、まだまだ政府も手探り状態で、暗中模索といったところだ。

関税もさることながら、そのTPPが始まっても始まらなくても、青果物など物の値段が日々高下しているのは当たり前のことになっている。

そんな中で飲食店は価格の設定をしているのだが、「今日は天候の加減で野菜が高かったから」といって、高級寿司店のようにメニューを「時価」とする訳にはいかない。

仕入れによって利幅が変化する飲食店などにとって、値の上げ下げは非常に難しいところなのだ。

僕が子供の頃、飲食店の原価率は40%が普通だったが、昨今のチェーン展開する大手の進出で原価率は30%になった。

アルバイト店員に店をさせて、何でもかでも30%程に設定し、300円で仕入れた物を1000円で売るのが当たり前になっているのもおかしな話だ。
(水商売ならいざ知らす)

原材料のアレルギー表示のように、これからは(全てではないが)ざっとで良いから、材料などの原価率を表示する店が出来ても良い思う。

お客さんが満足して頂ける原価率は「50%」だと、僕は推奨している。