10月8日 (土)  副作用ではないが・・・

心臓病などの患者が飲む薬の中に「血液を凝固させない」効果を与えるものが処方されている。

血栓が出来ぬよう血の流れを良くするためだが、病人でなくともそれに気を配る者が摂取するために、市販されている健康食品も「血液をサラサラにする」という成分を含んでいたりするものがある。

他に、ベジタリアンなら当然かも知れないが、食事で緑色野菜などを多く取ると血液がサラサラしてくるのというは現代の我々にも想像はつくだろう。

しかしそんな健康を考えた野菜中心の食事も、先程の患者のように医師から薬を処方されている者には危険なときもある。

血液をサラサラにする薬を飲んでいると、出血時に血が止まりにくくなるといった欠点のような作用も含 まれている故、只でさえ血が止まりにくいのに、その上に同様の成分を持つ野菜を摂取すれば、もっと血液がサラサラしても困るのだ。

「ワーファリン」などの抗凝血剤はその典型で、血液をサラサラにするので「ビタミンK」を多く含む食べ物は控えなければならないといった厄介さがある。

ビタミンKは緑色野菜だけではなく「納豆」などにも多く含まれるため、食品成分表に目を通してから摂取しないと病状とは別に悪影響を及ぼすこともしばしばある。

抗凝血剤を処方されている者にとって「青汁」などは誰が飲んでも健康に良いイメージだが、取り返しのつかないことなるにこともあり得るのだ。

食欲の秋とはいえ、気を付けなくてはならないことは多くある。