10月24日 (月)  適材適所な「緊急援助」

今月23日にトルコ共和国のワン市でM7を超える地震が起き、死者負傷者、行方不明者を1200人に上ると伝えられた。

翌日の日本政府会見で官房長官が「至急、緊急援助を行いたい」と発表するも、「現時点で援助は要らない」と、トルコ政府が遠慮をしたと報道があった。

ODAのように、貧困な国への援助はしてあげるべきだとは思うが、その援助がまともに国民へ届かない場合も過去多くあったし、トルコ共和国といえば国民7000万人でGDPが20兆円と歴史もある大国なのだから、同じ被災中の日本からの援助を断っても当然だろう。

それにしても、どれだけの被災規模なら援助を送り込み、どれだけの被害が出れば緊急援助の対象となるのだろうか?

マグニチュード5程度で死者が10名未満なら、おそらく緊急援助は出さないのだろう。

日本の政府関係者らは、いつも「お人好し」を装って援助をしたがるのだが、結局は長年援助をして来た中国やロシアに恩を仇で返されてしまうのだから、日本の常識が世界に通用しないことも念頭においといて貰いたいものだ。