1月24日 (月)  僕の「三ツ星レストラン」


普通の味なのに、より美しく撮影し、賛美をこめた紹介文を添えて出版するグルメ本は多いが、「ザガット」という夫婦が食べ歩いて綴るグルメの評価本は「酷評」もあると話題になったのでその本を読んだことがある。

酷評という訳ではなく、点数が「辛口」といったもので、しかも関東と関西という広範囲の割には廻った店が「少なすぎる」と思ったほどだった。

覆面調査員が食べに行ったレストランに星をつけるグルメ本で有名なのが本家ミシュランガイドブックだが、そのミシュランも自社のタイヤを売るのに始めた企画がそのままガイドブックになった。

今ではそのミシュランのガイドブックに載り、星をもらえることもお店の宣伝になるので、日本でも「有り難い」と、とりあえずウケている。


が、しかしやでぇ!
そのミシュランガイドブックもザガットと同じで、あまりにも「ごく一部」のお店紹介に終わってしまって、結局は自社本の売れ行きを考えてか、日本でも商圏になるところの調査だけになっている。

「うちは星が取れなかった・・・」と調査も取材も来てないかも知れないのに、嘆く飲食店も多いと聞く。

フランス料理ならともかく、和食文化の日本人なのに、ミシュランやザガットで好評価を受けたからと、その店に行くお客もお客だと思う。

それこそ嘆かわしい話しだ。