1月10日 (月)  神戸紀行F

昔から神戸といえば「港」というイメージがあり、メリケン波止場による欧州、欧米や諸外国との船貿易が盛んなことで有名だ。

名産品や観光地も、「神戸肉」「靴」「有馬温泉」「六甲山」など数多くあり、中でも「真珠」は古くから貿易され、大月真珠や田崎真珠のように有名どころから、数代に渡る個人の真珠商もかなり多い。

異人館で有名な北野町に隣接する山本通りには、至る所にモダンな造りの一軒家があり、家の表札の横に「○○真珠貿易」などと書かれた看板が掲げられているのだ。

僕には異人館の見物よりも、そんな戸建ての真珠商の家を見て廻るのが、案外おもしろかったりするのだ。

商売で「張り合う」というよりは、「共存」を連ねて来たのだろうと思う。