9月6日 (月)  政治家マジック

我々国民にとって良かったかどうかは知らないが、昔から政治家特有の魅力(魔力)?があると言われる。

「ダメだあんな奴」と思ってても、一度本人と対談すると「結構良い奴じゃないか」と変わってしまうあれだ。

子どもの頃からいろんな政治家の素顔をを見る機会が多い環境で育った僕には、その吸い込まれるようなオーラを見たことがない。
運が良かったのだ。

さすがに兵庫県育ちだから小沢さんや菅総理と会うことは無かったが、政治家を「先生」と呼ぶのはおかしなことだと今でも思う。

付き人「少し遅れましたね」
政治家「こんなしょうもない大会なんかせんでもいいのに、邪魔くさい」
あるセレモニーで大きな市の市長が挨拶に出向いたときに、エレベーターの中でこんな会話をしていた。
その後舞台では満面の笑みを浮かべてスピーチする市長に、強い嫌悪感を抱いたのは言うまでもない。

今は日本の総理大臣を決める民主党の代表選の真っ最中。
国民に投票は出来ないが、アピールのため街頭演説が各地で行われている。

小沢一郎氏には「小泉劇場」以来、田中眞紀子さんが応援のため横に着いた。

「眞紀子節」は健在だが、彼女のこれまでを見る限り、誠意はあるもののたわいもないのが分かった。
「お嬢様」なのか「女王様」なのか、育ちはどうあれ、演説中の眞紀子さんと本音は違い、地場や自社の存続第一主義が伺える。
よく似た二人だ。

一方の菅陣営は、汗を吸わないまっさらのタオルを「暑いから」といって群衆に配る始末。
バラまきサービス精神のパフォーマンスが見受けられるだけだ。

今回の菅、小沢両氏の決戦は、二人の「面の皮」の厚さが鍵となるだろう。

薄〜い菅さんか?分厚〜い小沢さんか?