8月4日 (水)  年金って誰のための制度?


年金の支払いは税金や健康保険料と同じく強制徴収だ。

健康保険料は自分が治療を受ける際、7割を国が支払ってくれるので、自分のためだと思えるが、低所得者には結構高く、高所得者には上限があって優遇されているという理屈は何故だろう?

年金といえば、厚生年金、国民年金、共済年金、企業年金、議員年金と種類も多く、支払額も違う上、受給額もかなり違うのが気に食わない点だ。

僕の両親も祖母も、年金受給年齢を待たずに亡くなったので、年金を受け取ったことは一度も無い。

しかし近所のおっちゃんだが、役人だったし「渡り」もやっていて大きな家で贅沢に暮らしているし、年金の受給額も毎月70万円近い。

元来は、国を背負って働いた先輩国民のために現役世代が支払ってカバーするのが年金の計算ではないのか?

「未納があったりして100%かけてない方は100%支給されません」と年金事務所の役人は涼しい顔で言うのだが、それもそのはず、年金の種類で受給額は大きく変わる。

それなら年金は、まるで長生きしたときの自分のための「積み立て貯蓄」みたいなものじゃないか。

自分のためなのに「義務だ、強制だ」と徴収するのは変じゃないか。
「自分は年金は受給せず、老後は貯蓄で食って、資産を使いきったら生活保護でいい」と考える者も多いだろう。

国としては公平に年金の掛け金を徴収し、全ての国民に平等に支給しなくては「ゆがんだ制度」としたまま見過ごされてしま。

というより、安かろうが高かろうが、国民年金を支払ってる者が一番馬鹿を見る仕組みにされてしまっているのが現状で、国民年金の未納者や足りずに月々数万円の受給額なら、さっさと保護に切り替えるべきだろう。

生活保護も65歳以上の国民なら、福祉から受給させず、年金と同じ部署から受給させれば、受け取る方も嫌な気はしないだろう。

仕事中に病気になったと、50歳程でリタイアして、労災で支給されたお金で生計をたて、日々病院に通ってるような者が生活保護者を蔑(さげす)んでるのを聞いたことがあるが、それよりは生活保護者の方が国民のお金を使ってないことに気づいてないのが悲しいことだ。