7月21日 (水)  最悪はどれだ?

僕も以前から言っていることだが、テレビや週刊誌のコラムニストも言っていたことがある。

メディアの収入源でもあるCMで、貸し金業者と手を組んだ銀行の「金借りてくれ」というのがやたらと増えたが、もう一つ増えたものがある。

「借金の返済に困っても首を吊らず、私たちに相談を!」と言っている弁護士のCMだ。

借金苦の人にささやきかけ、自己破産を促し、その借金苦の人から「報酬」を得るのが、そういった弁護士の収入源になっている。

本来は「両替商」という銀行だが、実際の収入は、人から金を借りて、別の人にその金を高く貸して「利ざや」で儲けている。

その利ざやが「高利」か、「更に高利」かが違うだけで、消費者金融(いわゆるサラ金)と「儲け」のシステムは全く同じだ。

この「貸し金側」と「返済救済側」のセットになったCMが増えているのは腑に落ちないが、メディアがその広告料で潤っているせいで、これらの「矛盾点に触れないというのも困ったもんだ」ということである。

これらのお金の流通には、全くの「生産性」がなく、いくらそのお金を回したところで、一向に誰も儲からない現象が困るのだ。

日本政府も同じで、借金で国家予算を検討しているままでは、いつか朽ち果てるのが見えているではないか。

勉強して頭の良い奴ばかりなのに、何故もっと物を生産して稼ごうとしないのだ?

農作物や家畜を育てたら売れなくとも食えるぞ!
木を使って家を造れば売れなくとも住めるぞ!
布作って服を作れば着れるぞ!

なんぼ沢山あっても、紙幣や硬貨は食えんぞ。

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