7月16日 (金)  30年ぶりの梅雨

「記録も一番、苦労も一番」

今回の日本列島を覆う長雨で高温多湿なの梅雨は「以前にもあったんです」と、読売テレビに出ていた高齢の気象予報士の方が言っていた。

しかし、それは30年も遡った昭和50年代のデータだったのだ。
しかも、その頃の梅雨前後の天気や気温は今とは違って、平均気温は至って低い。

そういうと「地球温暖化だからだ」と、すぐに何割かの学者たちが突っ込んで来そうだが、もしそれが本当なら、これから先は毎年ずっと異常気象に対応して行かなければならない。

今朝の土砂災害では、一瞬に多くの人が被害に遭い、飲み込まれて亡くなってしまった方も少なくはない。

地震や津波のように、もっと多くの人が一瞬に被害に遭ったときの悲しさと、交通事故の如く日本各地で日々人が被害に遭う悲しみとは、質は違えど、近親者にとって傷みとなって残るのは同じことだ。

「自分だけ」という辛さや悲しみは、万人が持つが故に、実際には存在しないものと同じなのだ。