6月13日 (日)  止まらぬ口蹄疫被害

こんな時期にこそ「宮崎牛を」と進んで販売してきたが、とうとう今日の牛肉で自分の店からも宮崎牛が消える。

仕入先が牛を飼っていた宮崎の都城にも今回の口蹄疫感染が広まった。
理由は、目に見えぬ口蹄疫ウィルスを人や物を介して運んでしまうから、急いで殺処分(埋葬、焼却)にしなければならなかったのに、おたおたと長引かせて放置してしまったせいだろう。

それにしても今回の口蹄疫の蔓延は、牛や豚などの家畜を育てている肥育農家にとっては、仕事の元となる肉牛が一斉に消えてしまうのだからたまったものではない。
金庫からお金が盗まれるより辛いことだ。

何しろ種牛はおろか、母牛まで全てが処理されてしまうので、また一から子牛を買い、数年かけて母牛を育て、その母牛に種付けしてから出産し成牛に育つまで5年はかかる。

これからも良質な宮崎牛が全国で食されることを広め、僅かながら支援の活動も続けて行きたいと思う。