5月6日 (木)  思い出は遠きにありて思うもの!


人は、昔に見て(または体験して)「良かったなぁ」と思うものを、もう一度試みた場合の結果は、「想像してたほどでも無かった」と思うことの方が多いのが分かった。

小学生の頃、あんなに広く思えた校庭が、大人になって行ってみると案外狭かったことに気付くのと同じで、過去に「良かった、素晴らしかった」と感じた場合は、その思い出の方が美しく脳裏で育ち、現実よりもどんどん飾られて行くのだ。

映画もそう、景色もそう、出逢った頃の彼氏彼女も同じく、その瞬間に刻まれた記憶の方がずっと鮮烈で、綺麗に思えるものだ。

今のように画像に残せたら良かったというのは実は間違いで、「あの良き頃よもう一度」と考えたりせず、良き思い出だけに「浸る」のがいちばん幸せで、いつまでも美しく続くのだ。

自分以外の人の古い写真を見るのはいいが、自分の写真を見ると何故か「う〜ん」と思ってしまう・・・。