5月1日 (土)  世論調査

人間社会が出来て以来、人は他人の目を気にするようになった。

視聴率や世論調査などのアンケートの結果(数字)は絶大な力を持っている故に、その結果と調べ方が気になるところだ。

視聴率はビデオリサーチが主で、300軒ほどの無作為に選んだ一般家庭に「今どのチャンネルを見ているか」がビデオリサーチ社に送られて来る機械を設置し、その数字が「視聴率」にそのままなっている。
(視聴率はテレビ局や広告代理店が気にするもので、我々には直接関係が無いものだ)

「たった300で日本全体が分かるの?」と思われるが、機械も高価で全家庭が受け入れてくれるものでもないから仕方が無い。早い話が「いい加減な数字」だ。

世論調査やアンケートも同様で、道行く人(モニター)に尋ねて調査するものが多かった。

統計学上、日本の人口から考えて2〜3000人分を集めれば、「全国民の意見」として扱っても良いだろうと考えられている。

が、しかしやでぇ!
最近の世論調査の調査方法に問題が多いがな。

人件費削減か簡単なんかは知らんけど、何でもかんでもインターネットに電話やFAXで済ませる傾向がある。

インターネットやFAXでは誰が答えとるのか見えんから老若男女もホンマかどうか判らんやないか!
しかも1000人にも満たない回答では不正確過ぎる!

それを「世間の声」やとか「我々が調べた調査の結果では」とか、恥ずかしがらずによう堂々と言えるなぁと思う。
またその数字で「国民はこう思ってる」などと、平気でそんなことを言うコメンテーターもどうかと思うでぇ。

だいたい国民は肌で感じてても、はっきりとは知らんのが殆どやねんから、マスコミは適当な数字ばっかり出して国民を混乱させんと、ちゃんと導いたらなアカンで!

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