3月3日 (水)  阪神大震災写真展(兵庫県立美術館)


写真家小林彰次郎さんの震災写真展「予定されなかった瞬(とき)」が今月13日より兵庫県立美術館のアトリエでスタートする。

長年封印されたそれらの写真は、小林氏が代表を務める団体「グランピー(好奇心倶楽部)」のメンバーの手により、巨大な「グラフィック」と化して会場のアトリエにディスプレイされる。

それらの写真は、震災当時に小林氏が記録撮影したものだが、15年後の今まで家族にさえ、その写真の存在を明かさなかった理由には、被災した方々の伺い知れぬ心情を痛感し、自身も同じく被災した一員として察するが故に、揺れていたのも少なからずあったのだろう。

その封印を解かれた震災直後のグラフィックたちが、15年後の今になって、観る者の心に「何か」を語り出すのかも知れない。?

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