11月11日 (木)  プチ自慢?

僕が幼稚園の頃、祖母がオープンデッキで録音をして、8ミリカメラで撮影されながら、アニメの主題歌などをアカペラで歌って(歌わされて?)いたときがある。

今なら大抵の子供はカラオケで歌ったことがあるだろうが、40年前,僕が小学3年生の頃は、まだ「カラオケ」の普及がなく、曲だけのレコードをかけ、マイクを持って歌っていた。

その後「8トラック」でのカラオケが普及し始め、カセットテープなどでもカラオケが販売され出した。

僕が中学生になる頃、屋外で使える乾電池式のマイク付きラジカセを購入し、花見などの席でカラオケテープを使い皆でよく歌ったが、当時はまだ珍しかったので、周りの花見客も誘ったりして楽しんだものだ。

皆が歌う歌詞も大きく手書きでカードにしたり、歌うその都度「次は○○はいりまーす」と世話をする僕のその姿を見てか、中学2年の頃、祖父が「家にカラオケを置こう」と言い出し、父と一緒にカラオケ家専門店(当時は夜の店用として営業していた)へ購入に行った。
4曲入りのテープ2000本とデッキ、アンプ、スピーカー、マイクなどで200万円ほど支払っていたのを覚えている。

まだ家庭にカラオケセットが普及してなく、珍しかったこともあって、ご近所の方や親戚、友達などが集まるようになり、10畳ほどの本間が3部屋連なる家だったこともあって、大人数での「家庭内カラオケ大会」をよくやった。

その次は東芝のビデオデッキとビデオカメラを購入。
自分の歌っている姿がテレビ画面に流れることが当時は珍しく、皆に喜ばれた。

中学で放送部に入り、文化祭では8ミリ映画を撮って放映していた僕が、家で恒例になったカラオケ大会の進行を1人で仕切ってやっていたのだ。


話は変わるが、先週の「雑学王」で問題にされていたもので、「最近のブティックなどで試着用の鏡にあるものが施されて人気を呼んでいる」というのがあった。

ブティックで勤務経験のある、アンジャッシュの渡部建1人が正解したのだが、答えは「撮影が出来る」だったが、「今人気の」という言葉に「まだまだ遅れていたんだなー」と思った。

確かに現在のように鏡がそのままカメラやモニターになるシステムこそ無かったが、僕が高校生の頃自分で買ったビデオカメラが既にあったので、動く自分をあらゆる角度から観て出かける衣装や髪型のチェックをすることが出来た。

三面鏡ではチェックしようにも角度に限界がある。
だから自分がやってるそのまんまブティックなどへ設備すれば良いのではとも言って来た。

もう30年以上前のことだ。

靴を買うときも、「足元だけ写す鏡でなく、全身が映る鏡で見ないとダメだ」と人には言って来た。

子どもの頃から「チェックする」ということには、人一倍うるさかったと思う。